「カーマスートラ」カジュラホで買った、愛の細密画の効果は?
公では、性の話はタブーなインド。
ですが、2000年以上前から受け継がれる性愛論書「カーマスートラ」をご存知でしょうか?
【カーマスートラとは】
世界最古と言われるインドの愛の経典。
サンスクリット語で「カーマ」は「愛」、「スートラ」は「経典」という意味です。
性愛についての数々の逸話の他、
男女の出会い方
夫婦になるための指南
結婚生活について
性行為のテクニック
非常に奥深いんです。
現代版恋愛ハウツー本、それ以上か。
これが4世紀(日本は古墳時代)に書かれていたとは驚きです。
古代インドでは、人間には3つの人生の目的があるとされていました。
美徳
富
性愛
中でも、性愛。
愛し合うことが、何よりも生きる上で大切なこととされていました。
よって、カーマスートラでは、性愛や性的な快楽について真面目に取り扱っています。
【愛の聖地カジュラホへ】
デリーから南へ飛行機で約1時間。
「カジュラホの建造物群」として、世界遺産にも登録されているヒンドゥー教・ジャイナ教の約20の寺院群です。
しかし、ただの寺院ではありません!
ミトゥナ像と呼ばれる男女の性行為の場面を描いた彫刻が、
寺院の壁一面に張り巡らされています。
近づいてよーく見てみると、
魅惑的な天女の像
侍女にお手伝いしてもらいながら王様と交わる像
複数人で交わる像
人間と動物が交わる像
こんなエロティックな像が、視界一面に広がります。
しかし、不思議と嫌な気持ちにはなりません。
むしろ、これが人間の根源、あるべき姿なのかもしれない。
とても神秘的な気持ちになります。
お子さん連れのインド人ファミリーも見物にきていましたが、
親御さんはなんて説明してるんだろう?
気になります。
【インド細密画店での買い物】
トップの写真に映る親父。
「こんなのもありますぞ」と、
奥から持ってきたのは、男女の交わる細密画集。
よーく見ると、おおー、結構描写はリアル。
でも、いやらしさは感じない。
芸術品だ。
デッサン風、交わる二人
古紙に描かれたアンティーク風
これはその道の師匠が描いたという、ちょっと値段が張る一枚
なにやら店主によると、この絵画を飾ると、
・あなたの魅力が急上昇。
・パートナーとの関係がより良好に♡
・子宝に恵まれる
効果があるらしい。
結局、値引き交渉して、5枚も購入しました。
イメージ : 写真の下の方にある絵を拡大してみて下さい↓
【絵を飾ってみた、効果はあったのか?】
インドの家では、店主に言われた通り、寝室に飾ってみました。
そのおかげか、夫との仲は良好。
新婚だし、当然と言えば当然ですけど。
ちょっとアンティークな寝室には、ぴったりでした。
日本に帰国後、寝室には飾る場所がなく、
とりあえず、玄関のサイドボードに他の絵と一緒に飾っておきました。
我が家は来客もほとんどないので、誰に気兼ねすることもありません。
ですが、宅配のお兄さん達の存在をすっかり忘れており、
案の定、みんなエロティックな絵を凝視orチラ見。
若い郵便局員のお兄さん、なんだか気まい空気が。。。
いや、これはインドでは芸術なんです。
でも、毎回気まずい空気が流れるのも嫌だし、
あの家の趣味は変…と、近所の郵便局で噂されるかもしれない。
玄関から撤去し、寝室の本棚にスペースを作って、置いておくことにしました。
通りでか、私たち夫婦は今も仲は良好。
というか、夜はお互いしっかりぐーすか寝れています。
よきパートナー、、、家族になれたみたいです。
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