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「カウンセリングは、受けていない期間にも支えになる」ユーザーインタビュー高木淳史さん

定期的にカウンセリングを受ける「#わたしのcotree習慣」という企画に参加していただき、cotreeを計5回利用した高木淳史さん。もともと人に頼ることに懐疑的だったものの、カウンセリングを通じて頼ることの意義を実感されたそう。カウンセリング以外でも、人に頼れるようになったといいます。

同じカウンセラーと継続して話したからこそ信頼関係が築け、カウンセリングで得た気づきは、日常のなかで役立ったのだとか。

そんな高木さんに「カウンセリングを継続して受けることのよさ」について、語っていただきました。

〇高木淳史さん プロフィール
1998年生まれ、兵庫県立大学に在学中。6歳から14年間卓球漬けの生活を送るなかで、メンタルヘルスに関心を持つ。大学では情報工学を学び、テクノロジーを活かして人と人を繋げられるエンジニアを目指している。趣味は登山と音楽。
Twitter:@atsushi101011 / note:@atsushi101011

初回で感じた「プロに頼ること」のすごさ

cotree習慣に参加する前に、スポーツカウンセリングを受けたことがあります。当時はあまりにも悩みがつよかったので、いい方向には進まず……。カウンセリングの効果は得られませんでした。

それでもまたカウンセリングを受けようと思ったのは、「メンタルサポートプログラム」があったからです。もともとcotreeのビジョンや取り組みにはすごく共感していたし、この制度を使えば無料でカウンセリングを受けられると知って、はじめてcotreeを使いました。

そのあとにcotree習慣でカウンセリングを継続することになったので、メンタルサポートプログラムを利用して1回と、cotree習慣で4回、計5回、cotreeのカウンセリングを受けています。

(メンタルサポートプログラムは、ご支援者様と弊社が共同で支援する形で、オンラインカウンセリングを無償でお届けする取り組みです)

年齢が離れていると考え方や経験に違いがあるかなと思ったので、20代のカウンセラーさんにしました。あとはカウンセラーさんの得意分野を見て、マッチング度合いの高い方を選びました。

マッチング診断」も受けたけど、もっと吟味したくてプロフィールを見ながら自分で探しました。あまりしんどくない状況だったので、多少時間とエネルギーを使えたのもあると思います。

当時は「人に頼っても気持ちが晴れないな」「課題を共有してもあまり進展しないな」と感じていたんですけど、cotreeのカウンセリングを受けて、心理のプロに頼るのはすごくいい体験だと感じました。

たとえば以前「調子がいいときに頑張りすぎてしまう」という悩みを相談したときに、「幼少の頃から、両親や先生の期待に答えたい自分が、今もまだ残っているのかもしれません」という言葉をもらって、はっとしたんです。自分では意識できていなかった、問題ごとの「繋がり」を見つけられた瞬間でした。そういう発見が、カウンセリング中には多くあります。

人によって悩みの内容は異なると思うんですけど、根本的なところは近いと思っていて。孤独感だったり、人に頼れないことだったり、その「根本的な悩み」を聞いてくれるのがカウンセラーさんだと感じました。

ただ、初回のカウンセリングだけでは頼ることへの抵抗感は完全にはなくならず、「本当に効果があるのかな」って気持ちもあったと思います。カウンセリングを継続するなかで、少しずつカウンセラーさんとの信頼関係を築いていきました。

高木さん_提供画像2

カウンセリングを受けていない期間にも効果を感じられた

カウンセリングを習慣にしたことで、受けていない期間に効果を発揮したなと感じています。

メンタルが不調になったとき、カウンセリング中に得た気付きやカウンセラーさんからのフィードバックを思い出していました。不調のときはいつも同じサイクルで「またうまくいかなかったな」となるのがあるあるだと思うんですけど、そのループにはまる前に、カウンセリングで得たものを活用していましたね。 

あと以前は「頼ってもあまり解決できない」と思っていて、自分で解決しようとしていたんです。でも「これは自分だけでは解決しづらいからカウンセリングで話そう」「カウンセラーさんに話を聞いてみたい」と考えることが増えました。

カウンセリングを受けると決まっているからこそ、次回話すときに共有しようと考えられたんだと思います。

人に頼ることのよさを感じられたので、カウンセリングを受けていないタイミングでも、「ちょっとしんどいから友達に頼ってみよう」と考えられるようになりました。

同じカウンセラーとセッションを続けたから響いた言葉

4回目のカウンセリングで将来への不安について相談したとき、「これまでもしんどい場面はあったけど、自分で乗り越えてきたよね」という言葉に、パワーをもらえました

過去の乗り越えた経験から「未来も大丈夫だよ」と伝えてもらって。それから「将来への不安はよくあることで、今は悩むのにふさわしい場所にいる。ふさわしい悩みを持っている」と、悩むことを肯定してくれたのも印象的でした。今はこの苦しさから逃れたいと思うけど、将来的に見ればすごく前向きで、いい悩みなんだなと。

もし初回のカウンセリングで同じ言葉を言われていても、あんまり響かなかったと思っていて。信頼関係が築かれているからこその言葉だし、同じカウンセラーと継続するよさを感じました

回数を重ねて、カウンセリングの効果を実感できた

同じカウンセラーさんとのカウンセリングを継続するなかで信頼関係ができたので、必要だと感じたときはまた受けようと思っています。

困ったときの対処法として、カウンセリングという選択肢を持っているのはすごくいいなと思います。そこまでカウンセリングを信頼できるようになったのは、数回受けたからこそですね。回数を重ねなかったら、ここまで効果を感じられなかったと思うので。

2回、3回と重ねるごとに効果が高まりました。毎回考えが深まるし、いい言葉をもらえるので、最後は楽しみに感じるほどでした。調子がいいときにだったからかもしれませんが、すごく前向きな気持ちで受けていましたね。

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誰かに頼りたいと感じたときには、カウンセリングを受けてもらいたい

大きな悩みをはじめて持ったのは10代のときですが、高校生の自分にカウンセリングをすすめても受けないと思うんです。人に頼る発想がなかったし、頼ることの効果も感じていなかったから。

それに学生時代は人間関係も限られるし、「自分だけ悩んでる」って考えがちだと思うんです。自分自身そう感じていて、でも頼ってみたら「みんな悩んでるやん」って気付いて。

だからまわりの人には、誰かに頼りたいと感じたとき、メンタルヘルスに関心を持ったときに、カウンセリングを受けてもらいたいですね。友達のなかにも、これから悩みを持つ人はいると思うし「カウンセリング、いいよ」って伝えたいです。

取材・文:たかれん

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