「ずっと一緒にいる人と受けるなら、それだけで1万5千円の価値がある。」CTOにアセスメントコーチングの感想を聞いてみた【前編】
こんにちは、インターンのたにぐちです。
先月、弊社グロースハッカーのひらやまにアセスメントコーチングを受けて感じたことについてインタビューしました。
すると、想像以上の反響があり、「連載にするといいんじゃね?」という話になったので、第2弾を作ってみました。
今回、話を聞いたのは弊社CTOのちばです。僕がcotreeに参加する以前から友人だったということもあり、カジュアルなインタビューとなりました。
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ちばってこんな人
cotreeの新米CTO兼CTO(チーフ・哲学・オフィサー)。ホームページを作ったり、サーバーを管理したり、cotreeの技術面を一手に担うすごいやつ。大学で学んだ哲学的知識を使いcotreeの倫理面も担っているぞ!
——アセスメントはいつ頃受けましたか。
ちば:ちょっと、覚えてない(笑)。
——アセスメント結果に書いてあるのでは。
ちば:あー。受験日が9月19日って書いてあるから、コーチングは10月くらいだったかなと思いますけど。 まあ、ひらやまさんと同じですね。
——ひらやまさんは9月って言ってましたけど。
ちば:じゃあ、9月。
——(笑)
ちば:(笑)9月です。
——アセスメントを受ける前の印象はどうでした?
ちば:ぶっちゃけあんま期待してなかったですね(笑)。
というか、そもそも受けるのも忘れてて。期日の前日に焦って受けました(笑)。
——(笑)じゃあ、焦って受けたというのが一番の印象で、もう期待とかそういうことですらなかった?
ちば:なにもなかった(笑)。
「すげえ、長えな〜。時間かかるんだな〜」と思いながらやってました。
——コーチングを受けることに関してはどうでしたか。
ちば:その後、コーチングを受けるってこともよくわかってなくて……。
——なにも知らないじゃん!
ちば:すいません、お恥ずかしい……。学校の移動教室とかでも一人取り残されるタイプなんですよ……。
みんなで「見せ合いっこ」できるのが良かった
——じゃあ、まあ、それはそれとして。アセスメントを実際に受けてみてどうでしたか。
ちば:自分自身の発見って意味で言うと実はそんなになかったんですけど、他の人のことを「比較」で理解できるようになったのは良かったなと思いました。
僕はアナリティカルタイプなんですけど、なんとなく周りと違うというか、ゴリゴリ論理の話をするし、感情受け取るのとか苦手だし、っていう意識は元からあって。
だから、そういう人間だよって言われたら「うん、そうだと思ってる」って感じでそれはそんなに面白くなかったんですね。
でも、社内のみんなで受けてるので見せ合いっことかするんですよ。そこで話した「あの人はこういうタイプで、だからぶつかるんだね」みたいな説明は面白くて。
例えば、「櫻本さんはエクスプレッシブタイプで、だからよく喧嘩するんですね」みたいな話とかは「なるほど」と思ったし(笑)。
その後、社内で話すときも、アセスメント結果を元に「ぶつかってるのはこれこれこういうことですね」みたいな話はしやすくなったので。
理解が得られたっていうと変ですけど「お互いこういう人間だよね」っていうことに基づいて話ができるようになったのはすごい良かったと思いますね。
実は、それまでも自分の席の右側に「WAIS-Ⅲ(※ ウェイス・スリー。16歳以上の成人用に標準化された、IQを測るための一般的な検査)」っていう発達障害の診断の結果を貼ってたんですよ。「みんな見てね」って感じで。でも、誰も見てくれなくて(笑)。
やっぱり理解しにくいんだろうなと思って。パッと見でも理解しにくいのもそうですけど、他の人にとっては「WAIS-III」は知らないものだから、そのデータを見てもどう考えていいかがわかんないんだろうなと。
それに対して、アセスメントは社内のみんなが受けてるし、お互い同じ基準の中で比較できるから、「千葉くんはこうなんだね」っていう風に理解してもらえるし、僕も他人に対してそういう理解ができた。
だから、すごく良かったなと思ってます。
「あ、あと、実は彼女にも受けてもらってる最中なんですよ」
——確かに、ソーシャルスタイル分析はわかりやすいですよね。
ちば:うん。位置関係として理解できたのが良かったなと思っていて。
受ける前から、「僕の位置から見るとあの人はこういう風に見える」みたいに理解していたので、僕よりもエクスプレッシブだとか、僕よりもアナリティカルだみたいな理解はフィットしたんですよね。
あ、あと、実は彼女にも受けてもらってる最中なんですよ。ちょうど一週間前くらいに結果が帰ってきた所で、二人で見せ合いっこしたんですけど。
彼女は「権力動機」や「評価思考」が高かったり、「誠実」が高かったりとかするんですけど、だいたいこれまでに喧嘩したのその辺なんですよ(笑)。
それまでは、僕の中では「そういうのどうでも良くない?」って思ってたんですけど、アセスメントを受けることで、彼女の中ではそこは大事なんだろうなってことが可視化されて。
自分の中で納得できたというか「そういう違いがあるのはしょうがないよね」みたいな理解に落ちましたね。「それは生得的なものなんだよ」って言われたら「そうなんだ」って感じになるじゃないですか。
——違いがあるんだなというのは認識してたんですよね。
ちば:そうなんですけど、なんの違いなのかはわかってなくてぶつかってましたね。
僕からするとあまり理解できないような行動を取って、困ってたり、うまくいってないように見えていて、「あんま、やんないほうが良いんじゃないの?」「こだわんなくても良いんじゃないの、そんなの」って思ったんですけど(笑)。
Big5を見ると「誠実」の部分が他の部分から比べても突出して高いから、そこが本人の強みでもあって、そこを大事にも思ってるんだなみたいなことも話してる内にわかったので、捨てられないんだなと思ったし。
僕とは違う生き方ってことが「そうねー」みたいな。腑に落ちた感じがしました。それがその人の特性だし、しかも大事にしてるんだなみたいなことがわかったので。
意識していたけど押し付けてしまっていた
——なぜ違いがあるとわかってるのに、恋人とぶつかってしまっていたんでしょうか?
ちば:それに関しては僕の特性が関係していると思っていて。Big5を見ると、「移動容易性」がめちゃくちゃ低いんですけど。
それに対して、コーチに『「情報欲」が高くて「オリジナリティ」も高いから、いろんなこと試したり、いろんなものに出会ったりするのが好きなんだけど、「移動容易性」が低いからあんまり出て行こうとは思わなくて、そこで結構困るんだね』みたいなことを言われたんですね。
それは、自己認識とも一致していたので「そうだな」と思って。実際それまでも、「頑張ってやろうとするとどんどん固まっちゃうから、あんまり物事にこだわらないようににしよう」って意識してたんですよ。
要するに、あんまり頑張りすぎないようにすることで、新しいものに出会える余白が取れるような生き方をしていて。「移動容易性」の低さを粗雑さでカバーするみたいなイメージですね。
それはもちろん無意識的にもそうしているなということも含めて意識してたんですけど、結局それをちょっと彼女に押し付けてたのかな、みたいな反省をしました。
——「自分も適当なんだからあなたも適当でいいじゃん」みたいな?
ちば:そう。彼女もこだわりすぎてて苦しんでいるように見えた。で、僕には自分の過去としてこだわりすぎないことでなんとなく上手くいくようになったみたいな成功体験があった。
それを無意識の上に押し付けてたんだなと。
それだけで1万5千円の価値がある
——違うとわかってたのに、結局押し付けていたっていうのは辛い話ですね。
ちば:本当に良くなかったなと反省しました。あとは、動機の違いとか大事にしてるものの違いとかもあったなと思ってて。
アセスメント結果を一緒に見ることで「そこはやっぱり大事なんだね」みたいな。「僕よりも大事なんだ」みたいな理解ができたのでよかったなとおもいますね。
——そうか、それまでもなんとなく認識していた違いが、評価項目で表されることでここが高いから違いが生まれてたってことがわかったんですね。
ちば:そうそうそう。質的には理解できるんですよ、人を。
でも同じ俎上で比較できなくて。だから、同じ軸で比較して語れるということが僕にとって新しくて良かったです。
——そう考えると恋人同士とか、仕事なら上司と部下とか、長くコミュニケーションを取っていく関係性にアセスメントはすごい良さそうですね。
ちば:そうですね。どうしても一緒にいる人や、なんやかんや顔を合わせる人とやるのがいいと思います。
で、そうですね……うん、すごい良かったですねー。普通に彼女とかずっと一緒にいる人と受けてわかるんだったら、それだけで1万5千円の価値は取ったなと思ってます。
——ちなみにお金はちばくんが出したんですか?
ちば:出した。僕が出した(笑)。
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恋人とアセスメントコーチングを受けた話はインタビューの最中からめちゃくちゃ良い話だなと思いながら聞いていました。
記事でもあった通り、恋人・夫婦や上司と部下など共にする時間が長い人とアセスメント・コーチングを受けるのはオススメです。近いからこそ気付けなかった発見があるかもしれません。
さて、後編は「世界をアップデートしながら生きてきた話」と「価値観のズレにコーチングが気づきを与えてくれた話」です。
お楽しみに。
最後までお読みいただき、ありがとうございます🌱 オンラインカウンセリング: https://cotree.jp/ アセスメントコーチング: https://as.cotree.jp/