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農業との関わり方を模索して、一歩踏み出す

コトモファーム会員
鈴木さん 鎌倉市在住 50代

農業との関わり方を模索して、一歩踏み出す

去年の秋に入会しました。今鎌倉に住んでるんですけど、どこかで農業をしたいなって思っていて。どちらかというと長く働きたいので、年を重ねても、移住先でも仕事ができるようにと思った時に、農業っていう仕事もあるんだなと。
あと災害が起こった時に、私はどれだけ生きていけるんだろうって考えたんです。農業ができれば生きていけるじゃないかって思ったけれども、そういえば農業自体やったことないなって思って。
それで農業を実際に体験してみたいって思ったのがきっかけです。

体験農園を探していたら、コトモファームが最初に出てきました。他の場所は調べずに、とりあえず、とにかく動かないといけないと思って最初にここに来てみました。鎌倉からだと距離があって、電車の乗り換えが結構大変で。実際に来てみたはいいけれども、挫折しそうになってたんです。
でも農園を見学した時に、ちょうど時期的にブロッコリーとかキャベツとか冬野菜を植えるには、もうギリギリのタイミングですよっていう話をされて。今ですよって言われて、たぶんこのタイミングで始めないと、もしかすると、もうやらないのかなと思いました。
ここだって思う場所が近くで見つかればいいですけど、ここをお断りして他を周って良い所が見つからなかったら、そのままやめてしまうかもしれないなって色々考えて。半分背中を押されて始めたって感じですね。


畑の変化、野菜が育っていく過程を実感できる

こう言ったら失礼かもしれませんけど、始める前はもう少し簡単かなって思っていて。スーパーに行けば規格通りのものが販売されていて、大量に出回っているわけじゃないですか。そんなに広い区画でやるわけではなくて、人間の手をかけられる規模なので、もう少し同じようなものができるのかなっていう気持ちがあったんですけど。
結果的に、1週間に1回しか来ないがために、収穫時期を逃すとか、もう少し手入れできたかもしれない野菜が、来た時には手遅れみたいな事が多々あって、すごく大変なんだなっていうのは実感しました。

でも大変なだけではなくで、やっぱり育っていく過程がすごく楽しいですね。1週間後に畑に行った時にこんなふうに育っていくんだって毎回実感できます。オクラの花があんなにきれいだなんて思ってなかったですし。
スーパーで置かれていて、食べるだけの存在だった野菜の違う面を見せてもらって、これが結果的にこうなってるんだなっていう過程が見えるのは案外楽しいですし。
コトモファームではお友達ができて、お友達にはお友達のやり方があって、私には私のやり方があって、それをお互いに話しながら、切磋琢磨して、学びを増やしていけるっていうのも面白いなと思います。


野菜づくりを通じて、将来の農業との関わり方を考えてみる

この先の農業との関わり方は今すごく迷っていて、模索中ですね。
スマート農業のようなやり方で機械化っていうのも悪くはないと思ってますけど、じゃあ、そこまで大きな農業をしたいのかどうかも、自分の中でわからないですし。もしかすると、本当に今の大きさぐらいの畑をやりながらなのかもしれないですし、そこはちょっとまだ決められていないです。
ただ、もしかすると半年や1年で飽きてしまうかもしれないなって思いながら、とりあえず1回やってみようと始めた農業ですけど、続けていきたいなとは思うんです。どんな形なのかはわからないです。
でも、私なりにというのかな。これまで、スタートアップとかベンチャーさんとかと仕事をすることがあったりとかして。今まであるものを変化させながら、何かを作り出すみたいなことをしてきたみたいなところがあるので。だから、今の農業を学びながら、自分なりの発展のさせ方ができたら面白いだろうなとは思います。


適度なアドバイスが自分なりの成長を支えてくれている

他の所がどうなのかはわからないですけど、やっぱり色々教えていただけるじゃないですか。畑で確認すると、多分こういう感じですねとか、こういう風にするといいですよって一つ一つ教えていただけるのはありがたいです。
私の知り合いで、たまたま近所のおじいちゃんから「畑空いたからもし、やりたいんだったらいいよ」って声かけてもらって畑を始めた人がいるんです。結局、その人は誰が教えてくれるわけでもないので、インターネットで調べながら試行錯誤していて。
私も本来ならそうした方がいいんでしょうけど、ちょっと今、仕事が忙しくて、そこに時間を割くのが中々できないので。ネットで調べなくても、コトモファームに来れば今の畑の状況を踏まえてアドバイスをいただけるので、それはすごくありがたいなと思います。

本当に、いろんな意味で気軽に通えています。道具はここにありますし、畑に来ることで教えてもらえることはできますし。
だからといって、教えすぎないのが良いですね。「これはこうしてください」って縛られるのではなくて、「これってどうなんだろうな」って自分の中で考えて悩んでいると、悩みに対しての答えをもらえたりとかするので。自分なりの成長の仕方を支えてくれているように思います。

(2022年7月30日)


体験農園コトモファームのHPはこちらからご覧になれます。

https://www.eto-na-en.com/cotomo-farm/

お問合せ先 TEL:070-6556-5300
      メール:cotomofarm@eto-na-en.com

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