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結婚して良かったか、4ヶ月評価

結婚なんかしてもねぇー良い男いないもんねー、と全力で独身を謳歌していた私だが、今年の2月にしれっと婚姻届を出してきた。もうすぐ4ヶ月。これ、独身仲間からしたら結構な裏切りだったかも、と内心ハラハラしているのだが、コロナ騒動でそれどころではなくなり、良い感じにこっそり新婚生活が送れている。勿論今でも“結婚してもしなくてもどっちでも良い”という基本的なスタンスは変わらないが(変わらないでいたい!)、この4ヶ月、正直どうだったかをざっくりまとめる。私は嫌だったことも嬉しかったことも、忘れっぽいので。未来の自分が時々振り返る時の材料として。



家事。

生活って時々面倒。主に家事が面倒。自分のために最小限でこなすことは出来ても、他人の(おっさんの)ためにやるのは無理!…と思っていたが、割と大丈夫だった。私が夜勤の多い仕事ということもあり、生活リズムがズレているおかげで一人きりになる時間が多く、のんびりできる。気が向いたら家事をすればいい。あぁ、気楽。これが二人とも土日休みだったら、必然的に平日は私の方が早く帰宅することになるわけで(夫の激務、意味不明)、その帰宅後の時間を家事に費やすことになるのは辛いなぁ。まぁ今でもたまに「苦手な家事、私ばかりやっている気がする!」と訴えることはあるけど、「溜めて良いんだぞ、休日にやるから」と優しく宥められる。いや、溜まっているのはそれはそれで嫌なんだって。

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小さいことをいうと、洗濯は思うところがあって。月7回、夜不在な私よりも夫の方が洗濯するものが圧倒的に多い(活動している日数が、夜勤をしていると減るから)。これが地味に悔しい。おまけに夫、家事の中で洗濯は好きじゃないようで、容易に溜まる。まぁ別にいいんだけど。



食事。

独身時代、私は料理なんてほとんどしなかったし(一時期自炊をしていたら肥えたので辞めた)、家でご飯を食べるより外食派だったわけだけれど、夫が自炊好きなこともあって付き合っている時から家飯が増えた。確かに夫のパスタは美味い。麺を茹でる際に使う塩の量が家庭料理のレベルではなくて卒倒しかけたけれど、まぁその塩分量の罪悪感も含めて、美味い。しかしあれを毎日食べていると確実に太るし体に悪い。仕方がないので私も料理をするようになった。まだ調理が好き、とは言い切れないけれど、確実に成長しているのでこれはまぁ結婚してよかったと思う。よく分からないが、夫も私のご飯を食べるのが楽しいらしい。なぜなら自分では作らないようなものを作るから。あぁ、平和だねぇ…。私の十八番はナンプラーを使った料理。

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…料理してくれるのは有難いが、洗い物も好きじゃない夫。その夫に「よく洗い残しがあるよねぇ」と笑顔で言われた私。くっそー。

(トイレとガスコンロ周りの掃除は、いつもありがとう)


未解決。

この4ヶ月間の最大の揉め事は、既婚の夫が仲の良い女友達と山登りに行ったり、飲みに行ったりするのを良しとするか、というものだった。嫌だ!というのは余裕がないみたいで悔しいので(※私は負けず嫌いなので悔しいという感情が簡単に出てくるタイプ)、口では「楽しんでね」と言ってみたのだが、その後のモヤモヤが酷く、結果的にやさぐれた。既婚の友人に相談したところ「そのうち女の子と遊んでいてもどうでもよくなるよ」「新婚だから今は辞めて、ってぐらいなら、それを素直に言えば良いんだよ」「嫌なことはやめてくれるよ、当然だよ」と言ってくれたので、胸を張ってその様に、なるべく可愛げのある感じで伝えたところ、夫は「嫌と言われてもなぁ」と返答した。あれ?え?新婚だから辞めてってだけで一生辞めろとは言ってないぞ?…夫は困った顔をしながら「いや、多分君からは一生OK出ないと思うんだよね」。

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その週末は緊急事態宣言が出される直前。コロナのせいで(おかげで)、夫は女友達との山登りを自粛した(山にコロナはいないと思うのにーとホザいていた夫を今久しぶりに思い出して、ちょっとまたイラっとしている)。

この件はコロナの騒ぎが落ち着いたらまた再燃しそう。女友達が多いのは結構だが、サシはどうなんだ。おまけに私が会ったことない子ってのもなんか嫌だ(かく言う私も5年前、既婚の男友達とサシで飲み屋を巡ったりしていたな。結局自分に返ってくるんだな…気をつけよう。はぁ)。なお、夫の山登り相手とサシ飲み相手は別の子で、二人きりで遊ぶ様な子は計3名いる。もはや笑える。


自粛生活が新婚に齎したもの。

そんなわけで今は自粛のおかげで結構夫婦仲は平和だ。私は同僚と飲みに出歩かないし、夫も山に行かない(女の子と)。もともと会話が好きな我々はよく話すし、YouTubeでお互いが推している動画を一緒に観てはゲラゲラ笑ったりして、そこまで退屈ではなかった。個人的に筋トレも始めて、今はプロテインという相棒までいる。どこかで感染するリスクはあるが通勤が必要な仕事だったこともあって、ストレスは少なかったと思う。

自粛が解除されてからも私は休日ステイホームを継続するし(絶対に感染してはいけない仕事だと思っているし、もう外が暑くて出歩くのキツい)、夫は7月に建築士の試験だ。仕事に勉強に必死こいている彼を、応援するしかない時期がやってきた。


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全く華やかさのなかった新婚4ヶ月。でもまぁ、面白かった気がする。家族がいたから楽しく過ごせたところは大きい。結果、現時点で結婚して良かったとは思う。愉快だったし。

あまりにも私ごとだけれど、こうやって、ありがたい気持ちを思い出しながら、時々振り返りをしていきたい(そして少しだけイラッとする)。