梅雨入り初日
今日、四国地方が梅雨入りした。
皐月風が去って行く前に梅雨がやってきた。
この時期に続く長雨を梅雨というのは
ちょうど梅の実が熟する頃の雨季だから
という説が一般的だ。
ついでに言えば、皐月晴れというのは、
梅雨の合間の晴れを指す言葉で、
五月の晴れをいうものではない。
ただ、今は、5月の晴れを五月晴れ(さつきばれ)
といい、梅雨時の雨は「梅雨の合間の晴れ」と
するようになっている。
これは気象庁の見解だけども、情緒的には
梅雨の合間の晴れを皐月晴れと呼びたい。
梅雨のように長く降り続いた後の空は、
空気中の誇りや汚れが洗い流されて、
とてもクリアな蒼空になる。
この空を皐月晴れと言わずしてなんといおうか。
四国地方が5月に梅雨入りしたのはめずらしく、
平年より5日早いそうである。
ぐずつく梅雨は気持ちを憂鬱にさせるが、
その先の夏を思い、気持ちをつなぎとめること
にしている。
今日はその初日だ。
夏に向かうその初日がすべての苦しみや悲しみ、
重い悩みの解決に向かうその第一日目だ。
梅雨が明けた空を思う。
クリアな蒼空に希望を描く姿を思う。
今日はその初日だ。
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