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水無月を前にして

5月が6月に移る日まであと1日。
コロナ禍のせいもあって、
今年はなぜかいつもより早く感じる。

家の周辺の田んぼは田植えに備えている。
入梅ももうすぐだし、ため池から水を引く時期だ。
コシヒカリだけはもう田植えを終えている。
品種としては早い苗付けなのがコシヒカリ。

田んぼに水が張り水田となる頃には
初夏という名も薄暑と変わり、
やがて梅雨をむかえ、そして去る頃には
本格的な夏到来となる。

今年の気象長期予報では、例年よりも
梅雨時の雨は多めで夏は暑いという。

過酷な夏が来るのか。
そのときにコロナ禍は収まっているのだろうか。
完全な終息はありえないというのが
大方の見方であるし、僕もそう思う。

感染第2波が来ているとみられているし、
その後も続くだろう。
そのときに第1波で経験し学んだことを
効果的に活かせるのが社会の進歩だと言えよう。

緊急事態宣言が解除された途端に
開放感に浸るのは危険だ。
一度切れた緊張の糸はすぐにはつなげられない。
かといって、緊張の糸を張りつめたままでは
身も心ももたない。

大切なのは、緊張と緩和のバランスだ。
緩和といっても一気に緩めっぱなしの状態は
元に戻らない。
バランスがとれた緩和というのは、
いざという時に緊張状態に戻れるということ。

今の状況からすれば、緊張を強いるのでも
緩和をむだに許すわけにもいかないだろう。
緊張と緩和が新しい暮らしの中に根づくことが
大事なのだと知る。

with CORONA の時代に社会は新しい未来に向けて
歩みだした。そこに暮らす僕らも心構えを新たに
する必要があるだろう。

水無月を前に少し蒸しだした夏日を感じながら
そう思う徒然なる1日です。



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