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切なさと儚さ

切ない恋をするたびに
ぼくは涙もろくなる
沈む夕日にも
体を凍らすような北風にも
まぶしい空にさえ
こみ上げるものを感じて
今日も涙もろくなる

はかない夢を見るたびに
ぼくは空をうらやむ
夢が消える前に
記憶にとどめておきたい
空が明けるのが早いところで
その時間を確保するために
猶予を与えてほしい

隠しきれない恋を抱えて
生きていくことの切なさよ
答えを出せない息苦しさよ
面影も物語も消えかかる
夢は保ち得ない
毎日の寂しさに耐えるぼくは
いつまで見ていられるのだろう


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