見出し画像

「さようなら」の後に

「さようなら」は
「またね」とか「ありがとう」がその後に
続くように、もともとは対になる言葉があった。
いつころかそれが略されて前の言葉だけになった。

そうなると「さようなら」という言葉が
変に重みを感じるようになってくるのかも
しれない。それが別れの意味に。

でも「さようなら」って別れの言葉だと
考える必要もないのですよね。
特別なシチュエーションでもない限りは。

田舎に戻ったときに驚いたことがあって、
地元の小学生が下校しているときにすれ違うと、
みんな「さようなら」と声をかけてくれる。
まったく知らない人なのに。

学校の教育なのだろうけど、
これがとても気持ちがいい。
僕も「さようなら」と声を返せるように
今ではなったのだけれど、心が軽く、
今日1日が幸せで、明日に続く気になった。

本来これが「さようなら」だったのだと、
小学生に教えられました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?