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葦簀出した

今日、6月5日は二十四節気の「芒種」です。
芒種の「芒(のぎ)」は稲や麦などの「穗先」に
ある毛のような突起のこと。
「芒種」とはイネ科の穀物の種を蒔く頃という
意味を表しています。

今は種を蒔くことはなく苗代で育てて植え替える
田植えなのでピントはこないかもしれません。
だから、芒種と聞けば、田植えが本格的に始まり、
農家は忙しくなる時期ということを知っておきたい。

芒種の頃は梅雨最中なのですが、
今年は、梅雨入りは早かったけれど、
その後雨は降らず蒸し暑い日が続いています。
この一週間を見てもほとんど最高気温は30℃付近を
行ったり来たりで、疲労度は高まりますね。

そこで、今朝は葦簀を倉庫から出して、
母屋と離れの日当たりの良い窓側に設置することに。
大小合わせて7葦簀を取り付けたました。
もともと日本家屋は夏向きに建てられています。
私の家もご多分にもれず、窓を開け放っていれば
天井も高いので、風は通り、母屋の中はかなり涼しい。

しかし、窓際はさにあらず、
日差しがダイレクトに当たればかなり暑いのです。
できるだけエアコンは使いたくはないので、
他の方法でしのげるならそうしたいと思うわけです。
葦簀は古からの日本人の知恵です。
万葉の頃には、すだれや立て簾を用いたようで、
今の葦簀の原型は江戸時代には取り入れていました。

不思議と葦簀や簾を通すと風は涼しく感じるし、
気持ちも穏やかに落ち着きますね。
真夏になれば、風鈴の音が涼を運び、
昼寝をするには最高のシチュエーションになります。
そうなると、お昼は素麺かなぁ。


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