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風の記憶、時の雫

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note をはじめてみようと思う。 秋晴れの空を眺めていたら、風がやってきて、 そのときにふと思ったわけです。
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2019年1月の記事一覧

共有物としての時間

自分だけの時間は孤独だ 孤独が故に 時間を浪費しがちになる しかしどんなときも 相手がいると思うことで 時間は貴重な共有物となる 共有物が故に 大切にしたい気持ちが 芽生えるというものだ 自分ひとりで 幸せを得るのは難しい でも誰かと幸せになるのは 思いが膨らむ分なりやすい それも幸せを共有するからだ 成功も同じ 夢を共有する相手がいれば 達成しやすい そのための時間は大事だ 幸せの根底をなすものだから

世の中の手本

最近思うこと。 「世の手本はこどもの中にこそある」と。 大人は子どもより雄弁かもしれない。 でも、論理性を欠いた感情論や 詭弁が多いのも事実。 シンプルに考えればいいことを、 わざわざ複雑化して事にあたろうとする。 着膨れした言葉ではお手本にはならない。 子どもはシンンプルな分、本質に気づきやすい。 そこから生まれる言葉にはコトダマが宿っている ように思う。 「いったいどうしちゃったんだ、  この国の大人たちは。」と 子どもに言われないようにしたいものですね。

柔軟力

柔軟であるということは 緩衝材のように モノとモノの間 ヒトとヒトの間 に起こる 衝突や衝撃を吸収して 和らげる力を持っている ということだ。 だからストレスも 負の感情も和らげて 無力化することができる 相手によって柔軟力を どれだけ発揮できるか どれだけ発揮するか それが柔軟に対応する ということ 柔軟力は幸せの緩衝材だ

雪もよい

今日は一日中気温はさほど上がらず、 寒い1日だった。 それで1年前に書いたものを思い出した。 ・・・ 立春まであと一週間になったというのに 今日は朝から雪もよい。 「雪もよい」は「雪も よい」ではなく 「雪 もよい」である。 「もよい」は「催い」と書けばわかりよいように そういう気配になっているという意味だ。 底冷えの日が一週間も続き、日本各地で 大雪になるところが拡大している。 気温も経験したことのないような低気温で 瀬戸内の温暖な気候であるはずの地元でも こんなに寒い、

いざ!

「いざ!」は いずれやって来ると暢気に思っていると たいていは来ないか、来てもわからない。 「いざ!」は構え。 日頃、その心構えを持っていれば 「いざ!」の感度は良くなり、行動も早い。 能力は出し惜しみしてはいけない。 出し惜しみできるほど余裕があるのか? 余裕がないのが普通だろう。 「まだ本気を出していない」という人は 出す本気がもとよりないか、 もうすでに枯れているのに気づかない。 本気の力に自惚れるのも それを当てにするのも空しいだけ。 本気を出さない限り見えな

思い出の誕生日

人生、それなりに歳を重ねてくると いくつもの思い出が生まれるものだ。 甘美な思い出もあれば苦い思い出もある。 だけど忘却の作用で思い出として残るものは たいていは自分にとってよい思い出だ。 その中でも自分の人生を変えるような 人との出会いは何ものにも代え難いと思う。 それを記念日として 記憶に残すことも多いと思うが、 私はそれを「思い出の誕生日」としている。 今日、1月26日はその「思い出の誕生日」だ。 中学2年のときに同じクラスのある女の子を 好きになった。2度目の初恋

日脚伸ぶ頃

今年は暖冬とはいえ、冬はやはり寒い。 今夜から寒さは増しそうな気圧配置。 瀬戸内でも雪が降るかもしれないらしい。 寒の内だし、仕方がないが それでも勘弁してよ、と思う。 暦をみると今日(1月25日)から 七十二候の「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」 になる。文字通り、沢に流れる水さえも凍る 厳冬の時期だということだ。 尋常ではない寒さが北から日本列島を覆っている。 そんなことばかり書いていても ちっとも暖かくならないし体も温まらないので 少しでも春近しのことはないかと考

迷う

人は迷う生き物だ 欲張りだから迷う 不安だから迷う 未熟だから迷う 自信がないから迷う どんな迷いもその根本は 決心をしていないから 決心が根を下ろしていないから 決心したら迷わない 迷わず前へ進む 自分で出した答えなら それを信じて決心する そして前を向き 一歩を踏み出す まずはそれからだ それでも道の途中で 迷うこともある 立ち止まることもある 人は迷いながら時を進める でも時を戻すことはしない

言の葉の花

心の中が殺風景なら 言葉の種を蒔きましょう 心の中が暗闇なら 言葉の芽を育てましょう 心の中が殺伐としているなら 言葉の花を咲かせましょう そして 咲いた花に あなたの名前をつけましょう

褒め探しのすすめ

粗探しはする人は、人に厳しく自分に甘い。 自分のことは置いといて、 他人の欠点を見つけることで 自分の優位性を保とうとする。 それでは客観的に 自分を見つめることをしないから、 いつまで経っても自分は成長しない。 それでは成功するわけがない。 他人を褒めるとは、他人の長所を見つけること。 それは自分を高めてくれることにつながるから 自分の成長にもつながる。 自分だけを良く見せようとする我欲がないので 人の成長を自分のことのように喜べるのだ。 結果的に、 人も自分も、よ

丁寧に、丁寧に

最近世の中は「丁寧」が欠けている。 説明するにも、謝罪するにも 「丁寧さ」が欠けている。 命を粗末にするのも生き方に 「丁寧さ」が欠けているからだ。 人に接するにも、人に寄り添うにも 人を叱咤するにも、教育するにも 「丁寧さ」が大事だ。 このくらいでいいだろうという甘えが 「丁寧さ」を遠ざける。 丁寧さを欠いたところに心は入っていない。 「丁寧」とはどういうことか 今一度、考えてみることが大切だ。

寒仕込み

今日1月20日は二十四節気の「大寒」です。 これは暦の上で最後の節気にあたり、 次は新しい二十四節気の最初の節気 「立春」となります。 今年の立春は2月4日です。 大寒は1年のうちで寒さが一番極まる頃ですね。 今年は例年より暖かい大寒ですが、 まだ寒の内なので、寒さはこの先も続きます。 とはいえ、2週間後には「立春」を迎える と思うと春隣の気分が芽生えてくるものです。 大寒の頃は1年で最も気温が低く、 雑菌が繁殖しにくいために「寒の水」と 呼ばれる水で、お酒や醤油、味噌な

あおい

あおいそらに こいごころうつして しろいくもに まよいをのせて たかいかぜに ふきけしてもらおう まだ だれにもしられたくない じぶんでたしかめるまで あたたかなひざしに こいごころ たいせつにとどけたい あなたが そのつつみをひらいて  はだかのおもいにふれたとき わたしには きっとわかる まだ あおいままのきもちだけど じぶんいがいで はじめてふれられる わたしのおもいが いま はじけてる あおいそらがくれた ひだまりのような とくべつなじかん ふあんよりも 

春隣

朝は冬らしい曇天で寒かったが、 昼過ぎから日差しがもどり、 ほっとするような暖かさを感じる。 風もなく日差しのやさしさだけが 降り注いでいる、そんな昼下がりだ。 倉庫の前の縁台や庭に面した縁側にできる 日だまりに猫のように丸くなって うとうとする時間が心地よい。 このまま春になっていくかのように思う日。 まさに「春隣(はるどなり)」。 春が手元まできていると感じる。 春隣とは、春がやってきて隣りに座っている、 手で触れるところにいる、そんな状態をいう。 暦の上で、今は