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日脚伸ぶ頃

今年は暖冬とはいえ、冬はやはり寒い。
今夜から寒さは増しそうな気圧配置。
瀬戸内でも雪が降るかもしれないらしい。
寒の内だし、仕方がないが
それでも勘弁してよ、と思う。

暦をみると今日(1月25日)から
七十二候の「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」
になる。文字通り、沢に流れる水さえも凍る
厳冬の時期だということだ。
尋常ではない寒さが北から日本列島を覆っている。

そんなことばかり書いていても
ちっとも暖かくならないし体も温まらないので
少しでも春近しのことはないかと考えてみた。
今日は寒いけれど日差しは届く。
晴れているのだ。風も昨日ほどの強さはない。

そういえば少し日が長くなっているのを感じる。
日の出から日没までの昼間の時間を「日脚」
というが、その日脚が伸びているのを感じる。
冬至から少しずつ伸びているのだから
当然なことだけど実感できるようになってきた。

日脚が伸びれば日の強さも増している。
太陽の軌道が立ち上がっていき高度が高くなる。
日脚が伸びれば日照時間も長くなる。
寒の戻りもあるにせよ、春の兆しは一歩一歩
力強さを増しているのだ。

やがて早春の季節を迎える。
春を呼ぶ鳥の初音も聴くことができるだろう。
それまで寒さにも耐えながら
春を迎える準備をしておきたいもの。
伝えたい思いがあるなら今のうちに準備しておこう。

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