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就職について-Brexitの影響-

今回はBrexitに焦点を絞って就職の観点から記事を書いていきたいと思います。
Brexitとは簡単にことを話せば、英国がヨーロッパ(欧州連合)から経済的に独立することを指しますが、それをきっかけにEUから比較的簡単に移住することのできた移民を制限し、現在は移民に対する規制が厳しくなってきています。そもそも英国はEU圏内においても経済的に影響力が強いためEUから支援を得ることも必要しないだろうし干渉されることなく独立できる経済的強さを持っているからということなのでしょうか。ロンドンに住んでいれば気づかされますが純ブリティッシュに合うことは稀で英国圏外から来られている人たちが多数です。
私は現在ホテル業に勤めていますが、純粋な英国人はほとんど見かけません。ヨーロッパからはもちろんロンドンでは英国圏外の国々から働きに来ている人が大半です。
Brexitの影響からか祖国に帰されることを余儀なくされた人たちも少なくはありません。特にロンドン経済は英国人以外の外国人労働者によって経済が成り立っていることも過言ではないくらい各国の人たちの支えに頼っています。その結果、労働の供給が追いつかず、ほとんどの職種に置いて需要が高まってきているのです。
そして私の職場でもそれが顕著に見えてるのかな感じさせられます。現在はロンドンでは特に困難することなくすぐに仕事を見つけられるということもあるため、今勤務しているところより給料の良い企業を見つければすぐに行動に移し退職する人も多く見受けられます。ただこれはBrexitの影響というより海外の文化であったりするかもしれません。日本では終身雇用という考えが一般常識とされていますから。
そのせいか、私の勤務しているホテルのフロントも周りの同僚は辞めて行ってしまう人が増えてきたし、従業員が少なくなってきたからか1人で12時間といった長時間でフロントを管理させられることもここ最近はありました。というよりはホリデー制度も関係はしています。ここでは大抵有給は半強制的に取らされるので、他の従業員も考慮することなく取りたい時にどんどん申請したりするので、日によっては過疎する時もあります。通常よりは少ない従業員数になってきているのは変わらないのでそういった頑張りかクリスマスは少しボーナスしてあげるねと言われたのは少し心の支えとなりましたが笑。ただ就職できる幅が広がるというのは別に悪いことではないし、ロンドンに来られる人たちにも多くの機会が与えられるというのはチャンスなのではないでしょうか。

※2022年11月23日投稿

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