催眠と各種心理療法の親和性―催眠は、全ての分野で使われている?!

催眠、というと、まだまだ特殊なイメージや怪しげなイメージが多いもの…。

しかし、「催眠」という状態自体は、実は全く特別なものでも怪しげなものでも不思議なものでもなく、ごくごく当たり前の現象。
そして実は、「ヒト」であれば誰でも(実はヒト以外でも)、日常生活で、1日のうち10回以上は体験しています。
「催眠状態」を例えば”入るもの、出るもの”という言い方をするなら、ヒトはみんな、例え催眠のさの字も知らない人であっても、生まれてから死ぬまで毎日毎日、10回以上は出たり入ったりしているのです。


そして、更に、本日の記事でお話してみたいことが、催眠技法とか、治療的意味での催眠利用という点。

実は、
世の中の心理療法では、ほとんどすべての心理療法に、
「催眠技法」使われています。

これは、もしかしたら心理療法を使っているカウンセラーさんやセラピストさん本人ですら、驚く場合があるかも、しれません。

世の中のほとんどの心理療法には催眠の技法が取り入れられていますが、取り入れられていること自体に(その角度からの)自覚をされていなかったり、これが催眠技法とも言えるものなのだと知らずにそのそれぞれの心理療法として、使っておられる場合もあるからです。

逆に言えば、それほど、催眠という技法は、昔から…もはや古代ギリシャやローマの時代から、当たり前のように、ヒトの「催眠状態」を利用して使われている、あらゆるもののベースにあるものなのです。

心理療法で言えば、例えばイメージ療法や、描画療法やコラージュ療法、ロールプレイング療法、NLPワークなどは、もはや催眠そのものと言っても良いほど催眠と親和性の高い療法です(それなのに何故だか描画やコラージュと催眠の親和性などは、あまり言われていない?ようですが…)。ただ、その辺りを使用される療法家さんが、催眠をあまりご存知ないのかもしれません(NLPは、催眠療法士が教えている場合も多いです)。
描画療法やコラージュ療法、ロールプレイング療法などは、催眠療法的角度からの見え方も利用すれば、物凄く深く効果の高いものとなります。ちなみに私は、どちらかといえば催眠療法からの角度からの見え方が大変強い状態で、描画療法やコラージュ療法などを利用しています。この上に描画療法・コラージュ療法専門の本来の角度を更に深く研究することもできれば、更に更に有効なものとなるのではないかと思い、ぜひ研究を深めようとしている分野のひとつです。

しかしながら、先程も述べましたが、催眠は、もはやほとんどすべてのベースに地下茎のように繋がって在ります。
人生は全て催眠原則で成り立っていると言っても全く過言ではないほどです。ヒトの人生はすべて、全瞬間が暗示(自己暗示)の連続です。

そのため、親和性がどうとか言う前に、催眠と親和性がない領域は存在しないのです。
催眠療法士の目では、例え誰とどんな話をしても、催眠の角度から繋げることができてしまいます。

催眠療法士は、催眠技法だけではセラピーはできませんし、カウンセラーや心理療法士は、その根底にマグマのように眠っている、そして普段のセッションで知らず知らずに使っているけれど時に有益に、時に効率を落としたり自分で相殺したりして使ってしまっている催眠の原理原則を知れば、臨床の世界はとてつもなく、爆発的に広がります。

すべての道は、(古代)ローマ(の催眠)に通じます。(笑)

そんな、世界全土に広がる地下都市のような催眠の世界を一緒に学び、資格も取得可能となるコースを、来年から開催して参ります。

催眠は、学ぶ角度や土台のお持ちの受け皿によって、基礎ひとつ学んでも底抜けの奥深さがあり、入っていく容量が全く変わります。
来年からのコース開催の際にその受け皿も深く広くすることができるための心や身体についての各種セミナーも、既に開催しております。

マンツーマンで学ぶだけではなく、私の主宰するコミュニティを通じて、ワークショップに参加したり、グループワークにおいてディスカッションやワークをしてそれぞれに一気にご自身を深めてゆくことも。
来年からは更にコミュニティを受講者さんにも更に開く形とし、ここを通じて学びたいことを学びたい角度から、学びたいだけ、そしてカウンセリングや催眠を含めた心理療法技法を訓練していくこともできるよう、充実させて整えて参ります。

現時点からセミナーやコミュニティなどご利用されている方には、来年からの資格取得コースの割引特典なども企画しております。
ご興味のある方はぜひ今すぐお気軽にお声がけくださいね。


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