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教養とは?リベラルアーツとは?

「教養」「リベラルアーツ」って?

「教養」という言葉がありますね。みなさんは、日頃どんなふうに使っているでしょうか?
いろんな言葉を知っているとか、どんな知識でも持っているとか。

海外の大学では、"人文学"、"社会科学"、"自然科学"の各学問領域の単位を一定以上取得しないといけないそうです。

そして、この三つの学問領域を一定以上習得出来た人を「教養のある人」と呼ぶのだとか。
そしてさらに付け加えると、この3つの学問領域を一定理解して行ったり来たりすることを「リベラルアーツ」と称するそうです。

初めてリベラルアーツを体感

私が一番最初にこの「リベラルアーツ」という感覚を体感したのは大学の時ではありません。社会人として食品メーカー研究職としてスタートし、人材業界のコンサル職に転職したときのことです。

私は、大学では農学部で微生物学を専攻(毎日微生物を培養/実験)していました。また、食品メーカーに就職してからも研究領域で過ごしていたのですが、ある日突然、人材業界という全く違う世界に転職。

コンサル職/営業職としてジョブチェンジしたのですが、
最初の半年くらいは、先輩が話している単語の意味も思考回路も、まるで外国にいるかのように全く理解が出来ず、大変な日々でした。

そんな中、あるベテラン先輩にこんなことを言われたのです。

「お前は今すごく大変だろうけど、それは、今まで"自然科学"の世界で仕事をしたり考えてきたからだ。でも人材業界は"社会科学"の世界だ。思考回路も言葉の使い方も全く違う。だから脳みそのシナプスがつながるまでは大変だろう。でもそのシナプスがつながってきたらついていけるようになるから、それまではがんばってみろ」

なるほど!なるほど?と、わかったようなわからないような気持ちでとにかく過ごしていきました。
しかし、やはり時間が経過するにつれて、どうにか少しずつついていけるようになっていきました。

あぁ、これがシナプスがつながってきたということかな?そんな心持ちでした。
これが私が初めてリベラルアーツをおぼろげに体感した最初の体験です。


リベラルアーツの感覚を身につけると、どんないいことがあるのか?

リベラルアーツ感覚は、なくてももちろん生活や仕事に支障はない(つまり必然性はない)ですが、この感覚を身につけられていれば、、、

・人生を豊かに生きられる。
・モノの捉え方/見方が多面的になるので、思考が深くなる。
・俯瞰する力も上がるので、物事の整理が圧倒的にしやすくなる。

特に、最後の点は、いろんな人と分かり合えるためにとても有効です。だから"教養のある人"は友人も知識も深く、どんどん広がっていくのです。


リベラルアーツの応用

さらに。
リベラルアーツの考え方を応用すると、例えばこんなことにも役立てることもできます。

・他人の捉え方が理解しやすくなる
(知的交流/情報交流が格段にしやすくなる)
・自身の仕事選び/キャリア選びに迷いがなくなる
・世の中の会社や組織の、区別や特徴の理解がしやすくなる

私は、現在キャリアアドバイザー/カウンセラーとして活動していて、
大学生や転職希望者と面談する機会が多いのですが、
このリベラルアーツの考え方/枠組みを使ってお話を聞くことで、

「どんな会社や仕事を選んだらいいのかわからない」であったり、
「そもそも自分が何をしたらいいのかわからない」といった

モヤモヤ相談に対し、かなり多くの人たちから、
「その着眼点はなかった!」であったり、
「ちょっとしっかり考えていけそうです!」
といった声を頂けるようになりました。

次回は、リベラルアーツを体感してもらえる簡単なワークを紹介したいと思います。
その名は「モナリザワーク」。お楽しみに。


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