知り合いと友達

SNSのフォロアーは、知り合い?友達? それ以外? どう思われますか?おばさんに、教えてください。

ドバイ在住妻の日常

日本人ママさんたち、子どもを子守さんに預けてランチ、子ども連れで集まってプレイエリア、ドバイ暮らしは毎日忙しそうです。ところが、その場を離れれば◯◯ママは、子どもにずっとiPadを見せていた、あんなものを食べさせていたと非難轟々です。そう思ったのなら、どうして教えてあげないのでしょう。なぜ、我が子に悪影響を与えそうな人と付き合うのでしょう。

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根気よく教えるマナー

仕事柄、富豪から一般的な外国のご家庭を訪問することが多いですが、どのお宅の子どもたちも、マナー幼い頃からマナー教育がされていて、私が玄関に入るなり挨拶ができて、帰るときには見送ってくれます。幼い子もソファでジャンプなんてありえません。表情も豊かで、心から微笑みます。

どのマダムも経営者だったり仕事をされていますが、メイドさん教育も手抜きなしです。重たいシルバーのトレーで、お茶を差し出していただきますが、いつでもピカピカに磨かれています。料理から掃除に至るまで、マダムの味の拘りや掃除の綺麗レベルまで万全で、もてなしに申し分ありません。「サトコ、シルバーの磨き粉はこれが最高よ」といくつかあるうちのひとつを見せてくれたことがあります。知識の幅が広くて、驚きます。積み上げられたエルメスのプレートの縁が欠けてるのはご愛嬌です。ちなみに、ドバイの日本人のお住まいはというと、なんとも言いにくいですが澱んだ感じが多いです。雇い主の知識がなく、クォリティーが低いのは明らかです。とはいえ、子どもには礼儀を教えるべきでしょう。私の幼少期は、近所のお母さんたちが人の子までまとめて躾けてくれました。

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仮面を外していいですよ

日本人のお子さん(就学前の)は、いつも顔色を伺うとか無表情で、おどおどしている様子がお顔の筋肉の動きで伺えます。それは、ママさんたちも同じで、まるで仮面を付けているようです。写真に写るお顔が笑っていません。

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マナー教育されて空気が読める子どもならいいですが、大人しくできないなら外食は避けるべきです。子どもたちは、大人の都合で連れ回され、挙句にお友達と比べられレストランで叱られる、かなりぞんざいな扱いをされてるように見受けます。また、レストランで子どもを野放しにしたり、「キュート!」と言われて嬉しそうにしている姿は滑稽です。

そういうママは、私は子どものためにこんなに努力しているといいます。一緒にいるママたちが、同情や労いの言葉を送ります。心の中では、親子でゲーム漬け、カラコン入れてまつ毛をバサバサ着けて、髪はカラフル、ブランド品を身につけても品がない、この親にしてこの子ありです。

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彼らの間では、”羨ましい”という言葉もよく使われますが、そんなにみんな満たされない生活を送っているのでしょうか。半世紀なんて、あっという間に過ぎてしまいます。明日終わってもいいぐらいに、一日を大事に生きれば”羨ましい”という言葉を口にすることはありません。


バチっと切られてもいい

私のざっくりした友達定義は、私がっしょに食事をしたいと思う人、何かあったときすぐ飛んで来てくれる間柄かなと思います。私の手料理を定期的に食べにきてくれる人は、申し分なく素晴らしい友達です。私には、私のドバイ生活を支えてくれる必要不可欠な友達が何人かいます。彼らは、全員外国人で、それぞれ何かのプロフェショナルです。

私は、気になることがあればはっきりものを申します。陰口は言いたくない、何処か経由して聞くより、よっぽどいいと思うからです。

以前、野良猫のように部屋のあちこちで放尿するお子さんがいるママさんに、タイルの床に水を流し、漂白剤とクレンザー、デッキブラシで洗うと空気も何かもフレッシュになるとアドバイスしたことがあります。トイレトレーニングには、清潔とかフレッシュを、お子さんに体験させることが重要です。当時、彼女は仕事も家庭もうまくいっているとは言えませんでした。物理的に精神的にもどろどろした環境から抜け出せたらなと思ったのですが、彼女は私から離れてしまいました。

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その後、彼女一家はドバイを去りました。掃除はメイドさんがするので、彼女がするわけではありませんし、部屋をきれいに使うと、去るときに敷金が全額返却されますから一石二鳥、何事もうまくできているのです。


エレガントってなんだ

お母さんに叱られないようにおどおどする子どものように、どう思われるかを気にして、おどおどするママさんもいます。そうゆう方ほど、流行に遅れまいとトレンドのチェックは欠かさず、エルメスのバッグに、ヴァンクリのネックレス、ブランド尽くめで己にバリアを張っているように思います。あなたは、どうですか。

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ブランド品は、自分を大きく見せますが、蔑んだものです。モノには、パワーがあり、その釣り合いが取れたときに両者が輝きます。昔、広告代理店にいた頃、ソニアリキエルやミッソー二、ジャンフランコフェレ、たくさんのデザイナーから、服は見た目の魅力だけでなく、着る人の個性を引き出すようにとか、さまざまな作り手の思いを聞くチャンスがありました。内面も外見も輝き、自信に満ち溢れたエレガントな人がそれを使って何倍も輝いて欲しいです。ブランド品を身につけたら、おどおどせず、自信を持って出掛けたいものです。


お前には 俺たちがついている

イターネットの掲示板のラブストーリー”電車男”では、「忘れんな!お前には、俺たちがついてる」この言葉が繰り返されます。会ったことがない人たちが、「これでまた、お前を応援できる」「お前は俺たちの希望なんだよ」温かい言葉が止まりません。現代でも、こんな人間関係があったんだと感動しました。なぜ、そんなにみんなが電車男に関わろうとしたのでしょう。この関係は、知り合いなのでしょうか。知り合いを超えた関係でしょうか。

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電車男は、「俺にしかできないこと、俺なりに考える」と、潜在能力を引き出しパワー全開でパソコンのカタログを仕上げました。電車男が、想像以上のすっげーパワーを出せる奴だったから、ネットの向こうの人を感動させたのでしょう。そのパワーは、『映像の世紀バタフライエフェクト』で取り上げられている人たちの底しれない力と同じです。表現は違っても、誰でも持っている力です。


友達みんな健康でいられことを願う

我が子に何かあったとき、どうしますか。たとえ火の中、水の中、飛び込んで助けます。母だけが持つ、特別な力が発揮されるはずです。私は、そう思いたいです。

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今回、友達をテーマに書いたのは、難病の子どもを持つ母親の発揮した力が、あまりにも頓珍漢で、やりどころのない思いをぶち撒けたかったからです。彼女とお子さんを心底心配する友達は、彼女の行動をどう思っているでしょう。

専門医の治療を受けて、副作用はどうにもならない、治療の効果が早く出て医者がすごいすごいと言った。「・・じゃないかなぁ」という先の見えない治療を、お子さんが受けています。悪化したらというか、すでに治療によりダメージが大きすぎて良いとは言えない状況です。私のところには、ヘルニアや副鼻腔炎の手術を受けたが治らないからどうにかならないかというお客さまがよくいらっしゃいます。医者に不信感を抱く人が、世の中に大勢いること私たちは忘れてはいけません。

胎児の成長は、小学5年の理科で習います。お母さんの血液が栄養と酸素を運び、胎盤を通して、胎児は老廃物とそれを交換して育ちます。私たちの体は、血液が晩万全じゃないと、どこかが故障したとき治す力がありません。私と会ったことがある方はご存知と思いますが、良い姿勢はポテンシャルの高さに差がでます。

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人の健康維持は、新生児に近い状態にするのがベーシックな考え方だと思います。病気にならない、病気と闘うには、関節の使い方を変えて血液を流し、人間の本能を使うことが大事です。難病の子の母には、血流にフォーカスした、発達障害を改善する体の使い方教室を勧めましたが、連絡した様子がありません。このお子さんを出産したとき、何度か食事を届けた経緯があり、なんだか放って置けないのです。

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誰にも代わることのできない母にしかできないこと、気持ち以上で言葉で表現できないもの、電車男の「俺にしかできないこと」以上に重要なことが母の仕事かと思います。他人のこととは言え、涙が出ます。

私は、自分の研究してきた健康な血液を作る方法に、たくさんの可能性があると信じています。ひと一倍、命の尊さを感じ、私の知っている人たちが元気でいてくれることをいつも願っています。私は、病気の体と戦ってきました。病気が大きくて手強いほど、真正面から立ち向かわなくては敵いません。その親子が、病気と闘ううちに良い方向へ導かれることを願うばかりです。彼女の友達が、これを読んでいたら、上部だけ見て褒めないで、心から思ったことを伝えてあげてください。それが本当の友達です。


2分の1成人式に娘に送った言葉

美しい言葉は、心や表情まで美しくなる。「ありがとう」「すみません」などひとの心にあたたかさを届ける言葉がひとつでも多くなるたびに表情も輝く、ほんのちょっとの心遣いが大きな役割を果たす。自分も相手も大切にできる人になれるようママと一緒に頑張ろう。

ドバイのブリティッシュスクール、フランスの高校、イギリスの大学、娘は友達に育ててもらっているようなものです。

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新生児の体の使い方に変えると、誰でも口角が上がります。私は、たったそれだけで「マダム、いつも楽しそうだね」と言われます。どんなときでも、誰からも「Madam You are polite」って言われるよう心がけています。みんないい友達で、私と娘を守ってくれます。感謝しなければバチが当たります。


悲しくて、話がうまく纏まりません。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。電車男のような人間関係が、ごく普通にあったら、日本も捨てたもんじゃないと思います。

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