見出し画像

日本経済、30年ぶりにデフレ脱却!?好循環になるか?


日本銀行は、2013年から「異例の金融政策」(Unconventional Monetary Policies)大規模な金融緩和政策(QQE)を実施してきた。その目的は、物価上昇率を2%に引き上げること。当時はかなり思い切った政策だったけど、今は世界各国で当たり前のように実施されている。
2016年に「マイナス金利Negative interest rates 」と「yield curve control イールドカーブ・コントロール」

日銀は過去20年間、物価上昇率2%を目指してきたけど、全然達成できなかった。バブル崩壊以降、どんな緩和政策をしても物価が上がらない状況が続いていたんだ。

プーチン大統領のおかげでインフレ率2%達成!?

しかし、2022年、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、輸入物価が上昇し、インフレ率が2%に達した。でも、これは望ましいインフレではない。

輸入インフレは家計に大打撃!

現在のインフレは、「import inflation輸入インフレ」という、輸入原材料価格の上昇によるもの。小麦やトウモロコシなどの食料品価格も高騰し、食品のインフレ率は8%に達している。

給料は上がらず、生活費だけ上がっている状況で、景気良くなっていると感じている人は少ない。むしろ、家計の負担が増えて、財布の紐を締めている人も多いだろう。

でも、Import inflation輸入インフレにも唯一のメリットが…


輸入インフレは百害あって一利なしに見えるけど
それは、日本国民に「物価は上がるものた!」という意識を芽生えさせたこと。これまで、日本の物価は何十年も上がらず、G7の中で唯一横ばい状態だった。

今買わないと、明日にはもっと高くなっているかもしれない…という
「インフレ予想」(Inflation Expectations) 人々がもつ物価の先行きに関する見方
インフレ意識が働き、お金を使うようになる。

消費が活発になれば、企業の利益も上がり、賃金も上昇する

円安とウクライナ戦争の影響で、世界各国で物価が上昇している。
Energyエネルギの上昇
    ↓
Food食料費の上昇
    ↓
Manufacturing工業品の上昇
    ↓
Serviceサービスの上昇につながり
最終的には賃金も上がってくるはず。。。😂

日本の経済活性化の鍵は賃金上昇

しかし、日本は転職率が低い国なので、給料は上げにくいという問題がある。2022年以前は賃金が上がらず、経済成長の妨げとなっていた。

2024年、日本経済の勝負の年

2024年は、物価上昇に追いつけるように賃金上昇スピードを上げていくことが重要。賃金上昇が物価上昇を上回れば、日本の経済は好循環に入るはず😅

今後の日本経済の注目ポイント

  • 異常な金融緩和政策から抜け出すことができるか?

  • 正常な金融政策に戻ることができるか?

  • 賃金上昇が物価上昇を上回れるか?

これらの変化が、日本経済の活性化につながるのか、注目していきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?