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いざとなったら帰れる幸せ

以前こんなツイートをしました。

アメリカ合衆国は「合衆国」と言われるくらいなので、移民がたくさんいます。シアトルにももちろんたくさんの移民がいます。

例えば、人種別の人口比はこんな感じ

<シアトルの人種別人口>
・白人 65.7%
・アフリカン・アメリカン 7.0%
・アメリカン・インディアン/アラスカ・ネイティブ 0.5%
・アジア人 14.1%
・ハワイ/太平洋諸島出身者 0.4%
・その他の人種 0.2%
・二つ以上の人種 5.6%
・ヒスパニック/ラティーノ系 6.6%

有色人種の割合は34.3%、外国生まれの住民の人口は18%です。
日本人は、シアトル74.5万人に対して、1万7500人(2018年)なので、2.34%程度です。

日本人でもアメリカに来ている理由はそれぞれ。
留学だったり、国際結婚だったり、駐在だったり、海外就職だったり。

ただ、どんな理由にせよ大抵の日本人は底辺の暮らしではなく、どちらかというと普通に暮らせている気がします。(裕福ではないにせよ)

もちろん太平洋戦争時に強制収容にあった日本の方のお話や、ここ数年移住した日本人でも貧困を経験した方のお話を伺ったことがあります。しかし、大抵の方は、生活費が高いと言ってもほぼ不自由なく暮らしている方が多い印象です。

それに比べ、日本以外のアジア各国やアフリカ、欧州の小さな国から来ている方と話してみると、とにかく必死です。人生をかけて移住してきている。保障も何もなく、自分の国に戻ることもできない、崖っぷち状態でリスクをとって来ている人がたくさんいました。生活も自分で営むお店や、ギグワークでなんとか生き繋いでいる感じ。

そういう方々の話を聞いていると、自分はどんだけ恵まれているのかとひしひしと感じます。生活はカツカツですが不自由なく暮らせているし、いざとなったら帰る国があるから。

日本は安全で、清潔で、親族もいる。国籍を移していなければ、万一の際は、戻ることができる。

日本にいるときも「日本は平和だよね〜」とかのほほんと言っていましたが、日本という国の受け皿としての強さは海外に来ることでより実感しました。

そう考えたとき、日本にいると「海外に移住する」ってすごくハードル高いと感じるのですが、もし「海外移住したい」「旅しながら暮らしたい」と少しでも憧れている人がいるのであれば、ぜひ挑戦すべきだと思いました。(日本にいると「そんなこと言われても〜」と思ってしまうのですが)

せっかく日本という恵まれた国で生まれたのであれば、その境遇を生かさない手はない。万一選んだ国が自分に合わなかったり、何かトラブったりしても、日本がまた受け入れてくれる。

そんな覚悟がない姿勢で臨むなんて甘い考え、と思う人もいるでしょうが、私はそれくらい軽い気持ちで挑戦していいと思うんです。まず動かないことには、その厳しさもわからないし、結果「自分以外と通用するじゃん」に気づくこともできない。

逆に日本から一切出ないで一生を終えることの方が、これからの時代はリスクが高まってくると思います。

私は元々日本が大好きですし、日本にいた時から日本文化を海外に伝える仕事もしています。しかし、海外に住んで改めて日本の魅力を知り、ポテンシャルを実感しました。この経験は日本に還元できる。

ぜひこれからアメリカに限らず、世界を体験してみたい人がいたら、自分の中のハードルを少し下げて考えてみてください。もし私の経験で役立てることがあったらいつでもご連絡ください。

*****

※ちなみに、海外移住者が日本に戻る、老後は日本で、みたいな話をすると必ずと言っていいほど「税金払っていなかった人が保障だけ受けに戻ってくるのは違うのでは?」とツッコミを受けます。

このツッコミについては、仕組みに対する誤解もあったりするので、こちらの記事を参考にしてみてください。冷静な分析をしています。

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