「日本に詳しい」という武器
アメリカでUberに乗っていると、よく話しかけられる。
他愛もない話が多い中で、なぜか盛り上がるのが「日本の話」である。
「日本行ったことあるよ」とか「どこどこの日本食美味しいよ」とか「アニメの○○おもしろいよね」とかとか。
習字、武道、舞踊、日本料理、日本史、日本人の価値観、日本人の生活。
海外に住み始めて、本当に日本という島国が、他の国と比較しても、奇妙で不思議で魅惑的な国だと感じる。
国民性も変わってるし、起きている現象も変わってる。
お金持ち(だった)なのに、自殺が多い。
会議の開始時間はきっちり守るのに、終わる時間は守らない。
空気を読むという文化はアメリカにはない。
愛想笑いをし、過剰に気を使い、精神を削ってる。
でもそれがホスピタリティとして強みになったりもする。
不思議な国で、不思議な人種。
そんな国の文化だから、割と興味ある人は多い。
留学時代も、宝くじの値段を比較して「日本の宝くじ安っ!」ってはしゃいだり、地域ごとの人口密度の話でも盛り上がる。東京に人口が集中しているから、1人あたりの面積計算すると、めっちゃ狭い。「そんな狭い面積に、そんなに住んでいるの!?」みたいな。
地方だと、原爆のあった広島・長崎で人々がどういう思いで、原爆ドームと一緒に生きているか、なども興味を持つ人は多い。
もちろん、侍、忍者はベタに人気で、あと漢字も人気。
以前、アメリカのイベントでブースを出した時も、客寄せとして「漢字で扇子にあなたの名前を書いてあげる」というのをやったら、想像以上に喜ばれた。
2日目に「昨日友達が書いてもらったから、私も書いて欲しいの」とわざわざ訪れてくる人がいるほどだった。
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アメリカは地域にもよるけど、物価が高い。1.5〜2倍はざら。
日本のコンビニのお弁当も、レストランの料理も、サービスも含めてめちゃくちゃクオリティ高いのに、なんであんなに安くできるのか。
企業努力しすぎ。献身的すぎる、いい奴すぎる国、日本。
そんな奇妙で最高の国だから、日本から海外に出る人は、何かしら日本文化に詳しいと、武器になる。
それをきっかけに現地の人と仲良くなれる。
せっかく日本に生まれたのだったらこれを使わない手はない。
これから海外に出て行こうと考えている人は、ぜひ意識してみてください。
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