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「いいね」や「スキ」は届けたい人に届いている数ではない

noteをやっていると「ビュー」数や「スキ」数が気になってしまう。TwitterやFacebook、Instagramをやっていると「いいね」数が気になってしまう。人間の性(さが)だと思う。私も気になってしまうし、実際モチベーションに繋がっている。

ただ、常々思うのは、その数字に翻弄されていると、反応の良いものを書こうという方に意識がいってしまい、本来書きたいものが書けなくなってしまうような気がすること。

結局noteを書いている時、誰かを意識して書いていることが多いと思う。(メモ代わりの雑記や、自分の備忘録用の日記は別ですが)

noteにもハッシュタグがあり、関連に近いものを付けることで、届けたい人に届けやすくなる仕組みはある。でもその精度はよくわからない。

本当に届けたい人に届いているかわからないのに、刻まれているビュー数は全然関連性がない人からのビュー数かもしれないのに、その数字に左右されて、似たテーマを取り上げた方がいいかも!とついつい流れてしまうのは、ちょっと違う気がしています。(自分の意思がこんにゃくなので、そういう誘惑に負けちゃいそうになる)

もちろん、ビュー数やスキ数を増やすことが目的になって、モチベーションになって、楽しく書き続けられている人もいるとは思うので、それそれでアリだとは思っています。

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メディアをいくつか運営した経験がありまして、必ずまとわりつくのが「SEO」。サーチエンジン最適化(Googleの検索結果の上位に表示されつようにする仕組み)です。

コピーライターである自分は、ちょっと職人肌な気質もあり、「いいものを書けば、きっと誰かの役に立てる。」「だから深くて、質の高いものを届けよう」とか思ってしまいます。

ただメディアの運営となると「多少浅くてもいいから、更新する数が重要」とか、「深い記事だけじゃなくて、SNSウケする記事。被リンクをもらえる記事が大事」だったりもするわけで、そうすると「まとめ記事」「比較記事」「タイトルに"〜〜を実現するための○個の秘訣"」といったとにかく数字を入れることにこだわった記事、とかも書かなくてはいけなかったり。

自分もSNSでそういう記事が流れてきたら、ついクリックしてしまうのは事実。でも読んだ後、「内容うすっ!」「またこの釣りパターンか」という記事に出会うことが多いんです。

なので、正直あまりSEOという考え方が好きではありません。
(常々アルゴリズムを更新して、よりよい記事を多くの人に届けようと努力しているGoogleさんには頭が下がる、という前提で)

この話をコンテンツマーケティングのプロの方に話したら、「でもYUKICHIさん、どんなにいい記事書いても、見られなければ意味ないですからね」と言われてしまい、ごもっとも、となります。

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noteのいいところは、数字でモチベーションをあげる仕組みも整えつつ、実は「自分の価値観・思考性」を発信する記事がきちんと陽の目を見ているところだと思っています。

SEO的な記事構成やキーワードを気にしなくても、きちんと見てくれる人がいる。深く伝わる人に届く。

だから、数の多さもモチベーションにはつながりますが、「継続して見てくれている人の数」とか「何度もスキを押してれた人の数(フォローなしでも)」とかが見えると、「数は少ないかもしれないけど、価値観のところで深く繋がれている人がいる」という安心感と士気に繋がるんじゃないかな、と思いました。

最近朝5時ころに目が覚めてしまうので、早朝ぼーっとこんなことを考えていました。おしまい。


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