見出し画像

ブラウンシャドウが似合う日本人は少ない⁉カラーコーディネート、色彩心理、カラーセラピー、パーソナルカラー全部ひっくるめた色の話。【メイク編】

これまで3回にわたり、カラーコーディネート、色彩心理学、オーラソーマカラーセラピー、パーソナルカラーを全部ひっくるめて、色の効果を解説してみようという自分の知識の備忘録を兼ねたチャレンジをしています。

前回は、ファッション編をお届けしました。

今回はメイク編。

「似合う色」という外見から印象を引き立たせるパーソナルカラーと、色の意味やイメージといった内面のメッセージを伝える色彩心理やカラーセラピー。
これらをコラボさせて、メイクに色の効果を取り入れる方法をお話してみたいと思います。

赤のメイク

赤のメイクといえば、口紅の赤。若い女の子の間でも、赤リップは流行っていますね。
赤は「情熱」や「エネルギー」を意味する色で、色彩心理的にいうと「攻めのメイク」になります。
赤の口紅が色っぽく見えるのはそのためです。

イエローベースさんに似合う赤は、朱赤、トマトやケチャップのようなオレンジがかった赤。ボルドーはNGです。

ブルーベースさんに似合う赤は、折り紙のような真っ赤や、紫に近い赤のボルドーなどです。朱赤やケチャップのような赤はNGです。

ピンクのメイク

ピンクは口紅やチークなど、メイクには欠かせない色ですね。
赤が「攻めのメイク」なのに対し、ピンクはやさしさや女の子っぽさを強調する色で「愛されメイク」になります。

イエローベースさんに似合うピンクは、サーモンピンクやコーラルピンクなどオレンジがかったピンクです。ローズピンクやフューシャピンクは色ばかりが目立ちケバケバしく見えるのでNGです。

ブルーベースさんに似合うピンクは、折り紙のようなピンクや、紫がかったローズピンクやフューシャピンクです。サーモンピンクやコーラルピンクは顔色をくすませ老けて見えるのでNGです。

オレンジのメイク

オレンジはチークでよく使われている色ですね。
色彩心理的には、「社交性」や「目立ちたがり」という意味があります。

オレンジはブルーベースさんのNGカラーとなります。血色と合わずに、チークでつけると肌色がくすんで見えてしまいます。
オレンジが使えるのはイエローベースさんだけです。

緑のメイク

緑はアイシャドウで使われている色ですね。
緑には、「バランス」や「協調性」という意味があるので、グループでの活動を円滑に進めたいときに身につけると効果がある色です。

緑には、折り紙のような緑から青緑、黄緑、くすんだモスグリーンやカーキといった幅広い緑が存在します。
イエローベースさんは、折り紙のような緑も、青緑、黄緑、モスグリーンなども広く似合います。
ブルーベースさんが使えるのは、濃いめの青緑のみです。

青のメイク

青もアイシャドウで使われている色ですね。
昔は青のアイシャドウって定番色でしたが、今は平野ノラさんのバブリーメイクの印象が強くて、一歩間違えると一昔前感が出やすい色です(笑)

青には、「信頼」や「コミュニケーション」という意味があって、色彩心理的にはビジネスの場にも向いている色なんです。

水色やターコイズブルーはどちらのベースでも使える青です。
濃いブルーが使えるのはブルーベースさんだけです。イエローベースさんが使うとケバケバしく見えてしまいます。

紫のメイク

紫もアイシャドウで使われている色ですね。
紫は、「高貴」や「カリスマ性」、「癒し」といった意味を持つ色です。
紫のアイシャドウが、どこか大人っぽさを感じるメイクになるのはそのためでしょうか。

パープルはどちらのベースでも使えます。
ラベンダー色など薄い紫が使えるは、ブルーベースさんだけです。

黒・グレーのメイク

黒やグレーは、アイラインやマスカラ、アイシャドウでも使われている色ですね。
グレーには「無難」という意味もあって、ブルーベースさんのナチュラルメイクには、ブラウンではなくグレーやチャコールのアイシャドウが良いんです。

黒やグレーはブルーベースさんの方が得意な色です。薄いグレーから濃いグレーまで幅広く似合うので、グレーのグラデーションでアイシャドウを塗っても、目の印象を引き立て素敵に仕上がります。イエローベースさんだと、色の方が目立ってケバケバしくなってしまいます。
イエローベースさんには、黒は少し重く感じるので、アイラインなどはブラウンの方がおすすめです。

茶色のメイク

茶色も、アイラインやマスカラ、アイシャドウで広く使われている色ですね。
茶色には「落ち着き」という意味もあって、イエローベースさんのナチュラルメイクに向いている色です。

ブラウンはイエローベースさんが得意な色で、薄いベージュから濃いブラウンまで幅広く使えます。

その一方、ブルーベースさんが使えるのはこげ茶のみなんです。
最近は、ブラウンのアイシャドウが数多く出ていますが、ブルーベースさんには似合いません。ゴールデンブラウンやオレンジブラウンなどはもってのほかですが、「ブルベでも使える」と一部でいわれているピンクブラウンも、他のブラウンに比べればマシというくらいで似合う色ではないんです(塗っても塗ってもぼやけた印象でパッとしないんです)。

これだけブラウンシャドウが多く出ているのって、韓国コスメの流行もあると思うのですが、いわゆる韓国メイクって「能面」といわれるように元の肌色がわからないくらいファンデを塗りこんで、カラコンをつければ似合わない色のアイシャドウやリップもそんなにおかしくないと感じるくらいになってしまうのですが・・・でも、一般の私たちが毎日それをするのってしんどいですよね。だから、元の肌色に合う色を使った方が、楽にきれいになれるのがパーソナルカラーを利用する意味なんです。

ブルーベースさんがどうしてもブラウンのアイシャドウが使いたいときは、グレーとブラウンが混ざったようなチャコールがギリギリOKな色です。

以上、メイク編をお届けしました。
このシリーズ、次回で最終回の予定です。


「カラーコーディネート、色彩心理、カラーセラピー、パーソナルカラー全部ひっくるめた色の話。」シリーズ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?