【ホワイトスペース戦略】

一回読んでおいて損はないのでは。
また読み返したい本。

ちょっと自分の解釈も加えて、要約。

私的な要約

まだ見ぬ事業を作るために必要な事は？
を実例を交えて体系的に記してある本

・Appleのipodは何故成功した？
　- itunesという「ビジネスモデル」までを仕組化したから
・新しい事業を作るときの３つの考え方
　- 現状のリソースやスキームで可能か？
　- あらゆる経営資源や業務プロセスを見直す必要があるのか？
　- 新しい組織を作る必要があるか？

・ビジネスモデルの４つの箱とは？
　-「顧客価値提案」
　　＝＞顧客の未解決の課題にもっとフォーカスせよ
　-「利益方程式」
　　＝＞付加価値を高め、利益率を上げるか
　　＝＞利益率を下げ、回転率を上げるか
　-「主要経営資源」
　　＝＞企業との提携、資金、IT、人材の確保
　-「主要業務プロセス」
　　＝＞その経営資源を仕組み化する

・市場の地殻変動は経営リスクとなる
　- 市場の変化（予測可能 or 不可能）
　- テクノロジーの変化
　- 政府の政策の変化（規制緩和など）
　- その他（環境問題、社会問題）

・顧客の本当のニーズを聞き出すために必要な事とは？

・新しい利益方程式を作るために
　- 仮説を安易な方向に行かないようマネジメントすることが重要
　- 予算の上限は決めておく必要がある
（投資基準を設けるべき。IRR, NPVのファイナンスの知識とも通じる？）
　- 他社のビジネスモデルから当てはめてみる

経営陣は
　- 新しい顧客価値提案を実現し、
　- 今後の力強い成長が生まれるという筋書きが書けるか？
　- 新事業に関わる人材が100%のパフォーマンスが発揮できる環境を用意できるか

最後に
・ある小説家の一節
　「非常に長い間、岸辺を見ない覚悟がなければ、新しい陸地は発見できない」