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「社会課題で儲ける!」とか言っても、変な顔されない。

こんにちは。うたみなの山中です。デザインやコピーで、コーミンの情報発信をお手伝いしています。

今回は、この一枚の写真から。

これは『経済界』という由緒あるビジネス誌の7月号です、今年の。タイトルにでかでかと「社会課題で儲ける!」と書いてあって、あの吉本興業が社会課題の解決にビジネスとして全面的に取り組みはじめた、という巻頭特集が組まれています。私は本屋でこれを手にとった時、ちょっと感慨深いものがありました。

いまでこそ、ソーシャルや社会課題やSDGsやCSV経営などの言葉をニュースなどでよく目にするようになってきましたが、私が独立した5年前には、それらはごくごく一部の人たちにしか伝わらないマニアックな用語でした。「こんど独立して、ソーシャルをテーマに広告企画事務所をやっていこうと思ってるんです」と言っても、ほとんどの人に「あぁ、ソーシャル・メディア?いいね!これからの広告業界はSNSだね。最先端だね」と微笑まれました。「いえ、ソーシャル・メディアではなく、ソーシャル・デザインとかソーシャル・グッドのほうなんです。つまり、社会課題解決で社会貢献みたいな」と説明しても、ポカン、とされるだけで。そうかと思うと逆に、「社会貢献」という言葉に過剰反応されて、「エライですねぇ。尊敬します」とか神妙な顔で言われたりして。

あれから5年。吉本新喜劇の中でさえ、社会課題やSDGsが語られるような時代になりました。好むと好まざるとにかかわらず世の中は変化していくんだな、と思わざるをえません。

いま、私はコーミンのWEBサイトの全面リニューアル作業をお手伝いさせてもらってまして、そのサイトの冒頭はこんなコピーからはじまる予定です。

ーーー公民連携による「新しいビジネス」の開発で、健康づくり!まちづくり!

これはコーミンという会社の事業内容を端的に表現しようとしたコピーなんですが、ここにある「新しいビジネス」とは「=ソーシャルビジネス」だと私は思っています。大東市という街と、そこに暮らす市民のために、健康づくりやまちづくりといった事業を展開して、しっかりお金も稼いで持続的に活動していこう、という会社がコーミンです。そして、そこに必要なのは社会課題解決マインドであり、商売視点でのアイデア、つまりソーシャルビジネス発想なのです。ここに不思議な魅力と可能性(こんなまちづくり会社が将来どうなるのかを見てみたい、的な)を感じたことが、面識もなかったコーミンにアプローチした大きな理由のひとつです。

ソーシャルビジネスを初めて提唱したと言われるのは、バングラデシュの貧困層をマイクロファンド事業によって救済したグラミン銀行の創設者で、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス教授です。「ソーシャルビジネスの父」とさえ呼ばれる彼が書いた、ソーシャルビジネスの7原則を下記に記してみます。

1:ソーシャルビジネスの目的は、利益の最大化ではなく、人々や社会を脅かす「貧困」「教育」「健康」「技術」「環境」にまつわる問題を解決することです。
2:財務的・経済的な持続可能性を実現します。
3:投資家は投資額を回収します。しかし、それを上回る配当は還元されません。
4:投資の元本の回収以降に生じた利益は、ソーシャルビジネスのさらなる普及とよりよい実施のために使われます。
5:地球環境に配慮します。
6:ソーシャルビジネスの雇用者は、よい労働条件で給料を得ることができます。
7:楽しみながら。

最後の一行に、しびれました。

do it with joy !  楽しみながら、やるべし!

この一行を読んだ時、フワフワしてるしがない広告屋でもこの分野で少しはお役に立てることがあるかもしれない、と思ってしまった次第です。難しいことをやさしく、やさしいことを楽しく表現するのは、ちょっと得意。

かくゆうコーミンで働く入江さんたちや、コーミンに関係している人たちに私が肌で感じるのも「大変やけど楽しくやろうや」の精神です。これが、この生まれたての小さな会社のお手伝いをしたいと強く思った、もうひとつの理由です。

今後は、情報発信や表現だけでなく、それを見越しながらの中身づくりにもアプローチしたいなぁ、とか思ってます。楽しみながら。

ここからまた長くなりそうなので、今回はここらへんで。

次回は、パナソニックさんとやらせてもらった事例をおかずに、「公民連携の可能性」についてさらに掘り下げてみる予定です!


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大東公民連携まちづくり事業株式会社、愛称コーミンの公式noteです。日々の業務や事業のこと、公民連携の可能性について書いていこうと思っています。

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