熊野の表情 橋杭岩とその周辺
神々が棲まう熊野の自然。
季節や時間によって違う表情を見せてくれます。
その熊野の中でも心が揺さぶられる
瞬間をシリーズで紹介します。
第1弾は橋杭岩。
橋杭岩
橋杭岩は、熊野カルデラを中心とする1400万年前の火山活動でできた岩体が波に浸食されてできあがりました。
40を超える岩が約850mにわたり一列にそそり立ち、橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれています。
真ん中の弁天島には鳥居と祠があり干潮時には参拝することも可能。
夜明け前
いい雲があれば、夜明け前がチャンス。
焼けますように!
潮の満ち引きも演出のひとつ。
雲のない日は朝のブルーモーメントを楽しむ。
夜明け
ご来光は、神々しい。
365日違う表情を見せてくれます。
夜明けのあと
日の出から少しの時間でまったく違う表情になります。
雲と潮がポイント。
この時間は空の色も慌ただしく変わります。
日中
晴れた日は、
とにかく青い。蒼い。碧い。
青好きの人は晴れた日にここに来て!
シーカヤックで自分だけの絶景を。
紀伊大島からは一直線に並ぶ橋杭岩を観ることができます。
夕暮れ
夕方は太陽が反対側にあるので虹のプレゼントが時々あります。
夕暮れのブルーモーメントは優しい。
滅多にない?夕暮れの月の出は、
ピンクの空に月が昇る。
カメラマンが集合します。
夜
ミルキーウェイも協演してくれます。
街の明かりが反射して幻想的に光る
橋杭岩。
無限の表情を見せてくれる橋杭岩。
世界に誇る「絶景・海」であることは間違いありません。
その周辺
橋杭岩の周辺には、さらに多くの表情があります。
潮の岬
潮岬周回道路(潮岬周遊線)は、絶景の宝庫。
自転車で走れば、
心ズキズキ、ワクワク!
東、南、西の三方向の海の表情が楽しめます。
こんな森のトンネルは、他にありますかね?
気持ちいいです。
ずっとこのままでお願いします。
サイクリングは、アップダウンがありますが、絶景が吹っ飛ばしてくれます。
是非、サイクリングで!!
天の川と灯台の灯の協演。
紀伊大島
エルトゥールル号遭難事故の舞台となった紀伊大島。
この時の住民の救助活動が、その後の日本とトルコの友好関係の原点となっています。
イラン・イラク戦争の際に、救援機を派遣してくれたのはトルコ。
その偉業はこの事件の恩返しなのです。
道を進めば、トルコ記念館や慰霊碑があります。
夕陽
橋杭岩がある串本は本州最南端の街。
海から昇る太陽と海に沈む太陽の両方を観ることができる希有なところ。
夕陽も抜群です。
いつものとこ
人々を圧倒してきた熊野の自然。
刻一刻と変わる違う表情に今も昔も魅せられます。
熊野は齷齪とした旅は似合いません。
神々が表現しているとはしか思えない熊野の表情を味わう時間は
時を感じる時間でもあります。
これまでの記事は各マガジンに収納しています。
こちらもよろしくお願いします。
マガジン「熊野とは」 ↓
マガジン「coolなkumano」 ↓
■撮影許可が必要なところは許可を得て撮影しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?