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デート会話において大事なことを教えてくれたポケモン実況者さんの話

デート会話というのは、加点より減点を減らす方が大事です。



例えば、デートに来てくれた女性に対して
「その服、かわいいね!」と言ったら、
「ほんとに?ありがとう!」と答えてくれるでしょう。



女性が服にこだわりのある子だったら、本当にそう思っているかもしれませんが、そこまで服にこだわりがなかったら


「さっきベッドの上にあったやつを適当に羽織ってきただけなんだけどな」ってなるかもしれません。



しかし!
「その服、あんまり似合ってないね!パンツよりスカートの方がいいんじゃない?」なんて言った日には…


おうふくビンタ or ハイドロポンプ(コップで水ぶっかけ)の制裁を食らうことになるでしょう。



ここまで露骨ではなくても、人って気付かないうちに、相手が傷つくことをいってしまったりするものです。



だからこそ、普段から使う言葉というのも、受け取る相手を考えて発するべきだなと思う訳なんですが…



そんな中、炎上商法やらで、キツい言葉を発している人がいる中、私が昔からずっと大好きな、言葉のキレイなYouTuberさんの話をしたいと思います。



その方は、インゲンという名前で活動されています。主に、ポケモンのゲーム実況をされている方です。



もちろん、私自身ポケモンは青春時代のゲームなので、自分でやらずとも人の実況を見るのはすごく好きなんですが…



このインゲンさんの動画には、他の実況者さんにはない魅力がありました。

それがゲーム中の言葉遣いですね。



ゲームをしているとイライラしてしまい、暴言を吐いてしまった記憶ないですか?



私も、マリオカートをしていて、バナナを踏んだ時に

「おい!誰だ!こんなところにバナナ置いたのは!食べ物を捨てるとか、モラルどうなってんだよ!!!」

と、真剣勝負にモラルを求めていました。



もちろん、人間なんで当たり前なんですけど、それがゲーム実況となったら、どうでしょうか?



人がイライラしている言動って、できるなら聞きたくないですよね。



そんな中、インゲンさんはそういったことは一切言わずに、とにかく楽しくポケモンをプレイされているんです。



そして、ご自身が作詞家としても活動されていることもあってか、発する言葉が美しい。



すごい細かいところですけど、ポケモンバトルにおいて、確実に勝つため、体力が削られてしまったポケモンをあえて出して、相手に倒させ、次のポケモンを安全に着地させるという技術があるんですね。



いわゆる「死に出し」とかいうんですが、普通の実況だったら「ここで、ピカチュウをクッションにして…」とか「ピカチュウはここで切るか…」みたいな風に言うんですけど…



インゲンさんは「ピカチュウはここでお役御免かな…ここまですごい活躍してくれました!お疲れ様!」っていうんですよ。



これはインゲンさんが「ポケモンを戦う道具」としてではなく「戦友、パートナー、相棒」みたいに捉えているからこそ、出る言葉なのかなと思います。



「たかが、ゲームでしょ?」って思うかもしれませんが、こういうところで人の性格って垣間見えるんですよね(笑)



そして、もう一つ、インゲンさんの魅力というのが、ゲーム実況のあとにある「後語り」です。



対戦動画の後に、紹介したポケモンの使用感とかを話すんですけど、必ずその後に、インゲンさんの日常で起こったこととか、最近思ったこととかを、ラジオのように話されています。



ここが、インゲンさんの動画のもう一つの魅力と言っても過言ではないですね。



最初にも言ったように、インゲンさんの発する言葉はとにかくキレイ。その言葉がシャワーのように降り注ぐのがこの「後語り」のお時間なんです。



私は、寝る前にインゲンさんの実況動画を見て、後語りが始まったら、動画の画面は見ずに、ラジオ感覚で聴いています。



この後語りで一つ印象に残っているエピソードがあります。それが、インゲンさんがラジオ制作の裏側について語った時のこと。



声優さんがやっているラジオ番組をよく聞いているらしいんですが「その番組を作っているスタッフさんが、すごい!裏方の仕事って素晴らしい!」という話をしていたんですね。



で、なぜ、このエピソードが印象に残っていたかというと、私が元ラジオディレクターだったからです。



ラジオって作られた番組自体に注目が集まることはあっても、裏方にフォーカスが当たることはありません。むしろ、当たらない方がカッコいい!みたいな部分もあります。



でもやっぱり、人に褒められるって嬉しいじゃないですか。

そこから、私はインゲンさんの大ファンになりましたね。「自分の仕事を見てくれる人がいる。じゃあもっと頑張ろう!」って思えてきます。



話を戻すと、会話において、人が嫌だと思うことは言わないのはもちろん、こうやって人が嬉しいと思う言葉を自然と投げかけられる人は、とても魅力的だと思います。



ちなみに、この間ポケモン実況者同士でのバトル大会に、インゲンさんが出ていたんですが、コメント欄を見ると、インゲンさんを応援しているコメントもたくさんありました。



このインゲンさんの人としての魅力が、ポケモン実況者という枠を超えて、人を惹きつけているんだろうなと感じました。



だから、自分が発する言葉というのは、気を付けていかないといけないですね!



デートで来た、女の子に「そのピアス、遊戯王の千年アイテムみたいだね!」なんて、口が裂けても言っちゃだめですよ。

女の子からのダイレクトアタックが飛んできます。


Ryotaro


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