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映画「ひらいて」とアラフォー女性の話

http://hiraite-movie.com/

私だけが彼を好き
でも、入り込めない
それなら
好きな人の好きな人を奪えばいい
成績もよくて、明るくて目立つタイプの愛(山田杏奈)は、同じクラスの“たとえ”(作間龍斗)にずっと片思いをしている。 ひっそりとした佇まいで寡黙なタイプだけど、聡明さと、どことなく謎めいた影を持つたとえの魅力は、 愛だけが知っていた。 そう思っていたある日、彼には「秘密の恋人」がいることを知る。 それが病気がちで目立たない美雪(芋生悠)だとわかった時、いいようのない悔しさと心が張り裂けそうな想いが彼女を動かした─。 「もう、爆発しそう─」 愛は美雪に近づいていく。誰も、想像しなかったカタチで・・・。これは、誰にも言えない、わたしたちの本当のホント。

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私はこの映画を観て、胸をギュっとされた後になにかが弾けて、スッキリした。
女の子の話だから、共感するところもたくさんあったけど、ある友人だった人の事を、考えて、考えた後スッキリできたのだ。
痛快ムービーとかでは全くないけれど、モヤモヤしていたことが弾けたそんな奥深い映画だった。
映画として、とても大好き。
この監督さんはものすごく細かい所にこだわっていらっしゃるんだなと評価はめちゃくちゃ高く言いたい。

映画の主人公は、女の子が嫌いな女の子の話。・・・・なんだけど、(そんな単純ではありません)
現実には、アラフォーになっても変われない、
厄介な人がこの世の中にはいる。
この映画は高校生の話だけど、わたしたちはアラフォー。
気づけないのだ。
いつも決め台詞で逃げて、荒らして友達から縁を切られてきたから。

私の友人(だった人)は、見た目はコンサバ綺麗目だけど、とにかくクレーマーで自分中心でメス。

散々私の話を否定した後に「私って男ぽいからさ~」が口癖だけど、その直後に
「カレが忙しいからって全く連絡よこさないから、ありえないって怒ったんだよね。」と突っ込み所満載なこと言っていたりもした。

居酒屋に行くとすぐに男性店員さんに声を掛けて色目を使おうとしたり、
「このお店で誰がかっこいいと思う?」という質問に、仕方なく答えた”かっこいいと思う人”にわざとモーションをかけ自分に向かせるのが好き。

私が以前付き合ってた人にも、モーションをかけていたのも知ってるし、その彼に私のことをマイナスに言っていたことも知っている。

男っぽい??かなり女性ですけど!!

...男っぽいというか、「おじさん」なのではないか。
①ひがみっぽい
②なれなれしいと親しみやすいを都合よく勘違いしている
③むやみに偉そう
これらの行為を正当化する為に
「私ってサバサバはっきりしてるからさー」なのだ。

言いたい放題、したい放題して、そのセリフを言えば済むのだ。
当て逃げと一緒。

友達解消しようと決めたのは、いつも以上に理不尽な事を言われ、もうほんとに無理!と気持ちを固めて送ったメールの事を
「〇〇は、意外と激し目な性格だからね」で片づけてきた。

この人もさすがに私の気持ちをわかってくれたかな?
という少しの期待も束の間、その一言で遂に友達解消をした。

そう、私は「ひらいて」を観なかったら変われなかったかもしれない。

私は、元この主人公みたいな所があったから痛いほど気持ちがわかるんだ。
なんでも自分のものにしたかったし、人生チョロいと思ってた。
でも社会に出て、ものすごく変わったし、今でも変わりたいと思っている。

そんな、気持ちを変えてくれた映画だった。

女子高生時代があった人には、特に観てほしい。
私にとって大切な映画。

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