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私の好きな作家

初めて吉本ばななさんを知ったのは、『白河夜船』だ。
中学校の夏休みに出された宿題の読書感想文を書く小説を探していたときに、書店に行って目に入ってきたのがそれだった。
理由は分からないが、ただなんとなく、気になって開いてみた。
そして、30ページほど一気に読んでしまった。

・・・主人公(寺子)が不倫をしていて、その親友(しおり)は“手の込んだ売春のような仕事”をしている。
仕事に取り憑かれたしおりが自殺。
不倫中の彼との描けない未来や、親友の死などに疲れ果てた寺子が立ち上がるまでが描かれている。


まさか、不倫や売春やらを中学生が読書感想文としては書けないので(笑)
仕方なく他の小説を探すことにした。


妥当だと思い、選んだ本で書いた読書感想文は、内容を写すだけ写して最後に、
『とても良かった! すごく感動した! こんな小説は読んだことない!』
などと精一杯、雑に盛り上げて提出した気がする。
タイトルは覚えているけど、失礼なので控えさせていただく。内容は全く覚えてないです。
でも結構有名な小説です。


私はその、書店で一気読みしてしまった瞬間からもう、吉本ばななさんの小説しか読みたくなくなった。
他の小説に興味が湧かなかったのもある。
しおりの仕事が実在するのならやってみたいと思っていたし、高校生になってからも仲の良い友達にそんなことを宣言したりしていた。



男性で、ばななさんの良さが分かる人はごく少数かもしれない。
私は今まで出逢ったことがない。(聞いて回ってるのかよって話😅)
ばななさんも「疲れた女性を癒したくて書いてる」と言っていたくらいだから、もしかしたら女性にしか感じることができない部分があるのかも。
もし男性で吉本ばななさんを好きな人がいたら、女心を知っている言っても過言ではないし(プレイボーイって意味じゃなくて感覚的に)、純粋に親友になれるかもしれない。


好きな作家、吉本ばななさんについて書きたくなったので(^^)

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