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生涯完成しない人間の武器

「考え方が昔に比べてすごく理論的になってきた。
昔は言われたことになんの疑いも持たずに、はーいって素直に聞き入れていたのに、今なんて、
それはほんとか?なんの根拠でそんなこと言ってるの??
っていうお堅い気持ちと疑いの目が先行して
素直に聞き入れることが出来ないことが多い。」

シャトレーゼで、かりんとう饅頭を買った帰りの車の中で、父とこんな会話をしていた。


何が本当なのかを自分の力でちゃんと分かりたい。
自分の中の辞書が分厚くなっていくのって、楽しい。

そんなことをぼーーーっと考えていた。


唐突に…
みなさんは、人間の最大の武器ってなんだと思いますか。


「知ろうとするエネルギー」

私はこれが究極の答えなのではないかと思ったり。


いや、どうなのだろう。
私が悶々としていた先に行き着いたこの答えは、既に当たり前の概念として皆が持っていたのだろうか。それとも、私はもっと最強の武器を見落としているのだろうか。

私には、
「知ろうとするエネルギー」
これが、自分を守る上で欠かせないものだと思ってならない。

すごく初歩的な観点から考えていきたい。
火と油を混ぜたら爆発する、
これを知らなかったら、燃え続けて自分が丸焦げになる。

うーん。これは小学生で習うか…。
例がしょうもなさ過ぎた…汗

じゃあ、
相手の気持ち、地雷を知らないと、気づかないうちに踏んで爆発しているかもしれない。
すると相手は私を攻撃するかもしれない。
はたまた避けるかもしれない。
はたまた他の人に私の評価を下げにかかるかもしれない。

いずれにしろ知らないことで自分が生きづらくなりさそうだな。


知ろうとするエネルギーで、沢山のことを学んで沢山吸収して、身につけて
それが自分の武器となって、あらゆる事柄から自分を守る力になると思う。
でも、ある程度身につけたあと、知ろうとするエネルギーが止まると脅威が潜んでいそうだ。

知ったことで完成した自分中の「正解」は、
時の流れに乗って変化していかなくてはいけない。
昔は正解だったことが、今じゃ正解じゃない、
そんなことがザラにあるから…。

1度作り上げた正解を壊す勇気を持ちたい。
それは、
更に知ろうとするエネルギーがある限りは容易なのかもしれない。

だから、自分の武器は柔軟性に富み、変化していく力が必要なはずだ。

生涯完成しない武器でありたい。

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