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どれ一つ取ったって誰かの大切な思い。届かなくていい手紙なんてない。

2021/10/31 映画記録no.42「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

金曜ロードショーで放送されていた、こちらのアニメ。
その日の朝に、スッキリで浅田舞さんが「映像がとても綺麗!」とお話しされていたので、見てみようと思いました。

今日、録画していたものを見たのですが、本当に絵が綺麗でしたね。アニメで絵が綺麗というと、私の中ではやっぱり細田守監督作品が出てくるのですが、細田作品とはまた別物の綺麗さだなって思いました。

こんな感じです。

特に、空がリアルだなって思いました。青空、夕焼け、雲の動き、それだけで季節や時間帯が分かるって凄いです。綺麗すぎて、思わずため息が出ましたね。


あらすじ

4年間にわたる東西南北による大陸戦争が終結。その戦場で「武器」と称されて戦うことしか知らなかった少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、激化する戦場で両腕を失い、自在に動く義手を付けることを余儀なくされる。

退院したヴァイオレットは、ホッジンズの下で、自動手記人形としてC.H郵便社で働きはじめる。ヴァイオレットにはかつて戦場で誰よりも大切な人・ギルベルト少佐がいた。最後に聞かされた「愛してる」という言葉が理解できなかったヴァイオレットは、仕事と日常を通じて人と触れ合いながら、その言葉の意味を探していく。
 「必ず泣ける」と高い評価を得ている作品で、2020年に公開されたオリジナル新作『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、興行収入21.3億円のヒットを記録、日本アカデミー賞優秀賞も受賞。放送された特別編集版は、物語の序章にあたる第1話から第3話までと、名作と言われる第7話、第9話、神回と絶賛された第10話を中心に、作品の魅力を濃縮した内容になる。



刺さった言葉

良きドールとは、人が話している言葉の中から伝えたい本当の心を掬い上げるもの
生きてていいのですか?武器として人を殺めてきた私が、それでいいのですか?私は誰かの“いつかきっと”を奪ったのではないのですか?そしてその人たちにも愛する相手がいたのではないですか?燃えています。自分がしてきたことで、どんどん体に火がついて燃え上がっています
どれ一つ取ったって、誰かの大切な思い。届かなくていい手紙なんてない。良かった、みんなちゃんと届いたんだな。
してきたことは消えない。でも、君が自動式人形としてやってきたことも消えない。


アニメを見終わって

私はあまりアニメを見ません。あれだけ流行した鬼滅の刃は一度も見たことがなく…闘い系ってどうしても苦手なんですよね。笑

見たことあるアニメをあげるなら、ジブリとか、細田守作品とか、この2つなら全作品を見ているくらい好きです。(闘いのシーンあまりないので。笑)

でも、今回「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」というアニメを見て、素敵な作品だなって思ったのが1番の感想です。

泣きました。

アニメで泣いたのは、細田監督の「バケモノの子」以来でしたね。感動する内容はもちろんですが、命令を受けるだけで生きてきたヴァイオレットが、“愛”をだんだん知っていく物語には、心がジーンとなりました。

最後のヴァイオレットの涙には、もらい泣きしましたね。本来の人間らしい感情が戻った瞬間には、グッときました。

私は、言葉を扱う仕事をしています。なかなか相手に伝えられない思いを代わりに届けることが沢山あります。そういう面では、「自動式人形」ドールのお仕事と重なる部分があると感じたので、なおさら刺さるものがありました。

今回の金曜ロードショーは編集版でしたので、機会がある時にアニメも全話見たいなと思います。多少は戦闘シーンがあると思いますが、頑張ります。笑

この作品に出会えて、良かったです。


おりょう☺︎

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