日々02:とある新婚理系リーマンのGW

これを書いているのは2021年5月6日でいわゆるGW明けの日。テレビを見るとラッシュ時間帯の減便の効果が逆に出てラッシュ状態と報じられ、緊急事態宣言が延長だなんだテレビの向こうのコメンテーターは議論している。
一般人である自分は「少し長いGWを。」ということで今日は有給を取り、明日から戻る日常に少しホッとする一方、何だか寂しさを覚える、そんな午後の始めを過ごしている。

結婚して半年経ち、年度末の多忙な時期を何とか乗り切り、夫婦ともにようやく腰を据えて家の整理やら庭の整備やらに注力したかったタイミングで迎えたGW。このnoteではそんな状況の中でどんなGWを過ごしたかを冗長的に記しているが、恐らく以下のことがわかると思われる。

【加筆】
実はこれを何と5月6日に途中まで書いて、投げ出していた。ゲームの所で「とりあえず一旦休もう」と思い、筆を置いたのが全ての元凶。今日は7月23日、オリンピックの開会式の日でもあり、教科書に載るであろう日を、自分が実際にどのように過ごしていたのかという記録をつけることも意識して、文章に残しておこうと思う。

・庭いじりに目覚める妻
・社会人の勉強の重要性を認識する私の姿
・ゲームが小さな成功体験を積み重ねるのに地味に有効なツールであると気付く私の(滑稽な)姿

【ガーデニングをしたい嫁とGW中のガーデニング】

GWの初日。4月は早朝から深夜までひたすら飛行機に乗りまくる週末を過ごしていた私にとっては寝坊をすごくしたい。
※なお、この「飛行機に乗りまくった」一連の内容は別途まとめ、note記事にする。そうご期待(?)

ここ2ヶ月取り組んでいる「バレットジャーナル」に書かれたログによると、この日は朝7:00起床と書いてある。

緊急事態宣言が出ている最中、こんなに早く起きて何をしているのか?というと、車で数十分のところにある「ジョイフル本田東京瑞穂店」に出かけたからだ。ちなみにこの東京瑞穂店、公式HPによると東京ドーム2.2個分の敷地を有する「超大型店」との記載がある。実際に足を運んでみると言わんばかりの超巨大なスペースに様々なものが置かれており、家の外周りのものであれば大抵のものがここで揃ってしまうのではないかと思うほどである。事実、この日は木曜祝日でありながら、業務車両を数多く見かけており、個人だけでなく業者からも一定のニーズがあることが窺い知れた。

その東京瑞穂店に何をしに来たのか?それは庭の改造に伴い、アメリカンフェンスが必要になり、数日にも渡るネットサーフィンの結果、このジョイフル本田がホームセンターの中でアメリカンフェンスを廉価で取り扱っていたことがわかり、そのフェンス一式を購入するためである。

この店舗、東京都内に1店舗しかない上、圏央道からもほど近い箇所にあることや埼玉県南西部からも遠くないことから各地から多くの人が来る。そのため午前9時の開店と同時に駐車場には多くの車が押し寄せるため、順番待ちや混雑を嫌う我が家は例に漏れず開店と同時に入店する。

わざわざ車で、しかも朝早くに来るのだから、目当ての商品がないなんてことは許されない。(なかったら妻にどんな目で見られることやら…あーこわいこわい、考えたくない。)
なので今回はジョイフル本田のホームページより「店舗受取サービス」を使用し、事前に目当ての商品が手に入らないことを防止した。
無事にUSフェンス(+α)を入手した私たちが向かった次の目的地は「ニトリ」である。
ちなみにジョイフル本田は新青梅街道沿いに店舗がある。新青梅街道は沿道に多くの郊外店舗が設けられており、ニトリも新青梅街道沿いに2店舗(田無店東大和店)設けられている。
ちなみに品揃えについては主観ではあるが、東大和店の方が充実している印象だ。
またニトリ東大和店は至近にブックオフ東大和仲原店ハードオフ東大和店が並んでいること、またニトリと一部駐車場を共用としていることから、利便性が高く、近隣にお住まいの方から重宝されているだろうと感じる。

妻がニトリで要件を済ませている間、私はブックオフに足を運んだ。ちょうど絶版で中古市場にしか出回っていない本を探すためだ。結果として店舗で見つけられなかったのだが、ブックオフオンラインにてハードカバー版を無事入手できた。

ちょうどここでGW1日目が終わり、翌日から庭いじりを始める妻。(とそれに駆り出される私)

GW初日に買い出しをして、いよいよガーデニング。
ガーデニングといっても、
・アメリカンフェンスの組み立てと装飾
・駐車場の敷石の交換
・プランターの設置
というもので、一般的に想像されるガーデニングとは程遠いもの。

実際にガーデニングをやってみると、意外と楽しい。
自分がやった作業の結果がすぐに目に見える形で現れるからだ。
ちなみにGW前半(〜日曜)まではガーデニングに時間を費やし、出かけるなどといったことはせずに過ごした。コロナの件もあり、我ながら理想的な過ごし方だったと思う。
あと付き合って8年経つ妻の見たことない側面も垣間見ることができた。詳しくはこれを後で見るであろう妻のことを考え割愛するが、「意外に外仕事が好きなんだな」ということが明らかになった。
毎日欠かさず水やりすることに加え、写真を撮って妻自身のインスタのストーリーにあげている姿を見て、何だか感慨深いものを感じた。これまで知っている妻の姿とは異なり、正直いい意味で驚いている自分がいた。

【社会人の学び直しの大切さに気付く29歳男性】

私自身がGW中にやりたかったことの一つとして「MBAの受験勉強」があった。実は今の業務に取り組む中で「経営に関する知識の圧倒的な不足」をここ1年で痛感した。
これまでの業務で培った技術的知識をこれから先のキャリアに活かすには、いずれにせよ経営に関する知識を体系的に理解することが必要だと感じるようになった。元々学生時代に同じ大学の商学部の授業に潜る機会が数回あったこと、また商学部の同級生に微積を教える機会があったこともあり、その際に経営に関する話を聞いて、少なからず興味を抱いていた。
現職に就職してから、しばらくは技術的検討に特化していたのだが、あるときに技術部門の組織に関する分析・助言をするといったプロジェクトに参画した。このプロジェクトにより、技術だけ知っていても、それを動かす組織や企業のことも知らないとこの先話にならなくなると身を以て感じた。

そのプロジェクトが終わる頃にちょうど世間がコロナで騒ぎ始めた。ちょうどその頃、転職活動を実施していたのだが情況が見通せなくなったこともあり、現職に一旦留まることとした。
そのうち志望していた航空業界がコロナ禍の打撃を大きく受け、この先しばらくの間の求人の見通しが立たなくなるという状況となった。
そんなこんなで紆余曲折ありこの1年間を過ごしたのだが、現職で勤めて早5年。一プレーヤーからマネジメントも意識して業務することが求められるようになった。
現職は「技術サービス業」であり、利益創出には顧客への営業活動、案件形成が必須である。そして受注した案件の遂行(プロジェクトマネジメント)も行い、一定以上の品質を担保した成果品を作成し、顧客の課題解決に寄与する必要がある。
毎回異なる内容の業務に取り組むため、幅広い知識や経験を得ることができる一方、案件形成等では一定程度の経営に関する知識が必要であることがこの1年の仕事を通してわかってきた。
独学でもどうにかなると思ったが、学ぶのであれば独学ではなく、同じような志をもつ人が集まる環境に身をおき、短期間で一定レベル以上の経営に関する知見を身につけたいと思い、MBA受験を決意するに至った。

そんなこんなで、一般的なMBA受験で課題となる「エッセイ」「小論文」「面接」のうち、一番練習が必要であるだろう「小論文」の勉強をGW中に開始したいと決意していた。

小論文も久しく書いていないことから「大学院・大学編入学 社会人入試の小論文」という本を手始めに読んでみた。
実際に読んでみて感じたのは「コンパクトな修士論文」ということ。仮説、根拠、根拠の裏付け、反論とそれの否定など、考え方は修士論文に通づるところがあると感じた一方、小論文ならではの点として「すべて文字情報で伝え切らなければならない」ということ。修論や学会へ掲載する論文は図表を用いながら、誰が読んでも同じ認識を抱くように記述することが求められるものだが、図表が使えないとなると難易度はかなり高くなる。
実際に練習問題として与えられたテーマで書いてみたのだが、中々に難しく、妻にボコボコに言われ結構落ち込んだ。(正当なことを言ってくれており、その点については寧ろ感謝しかない)
また、時事問題に対する圧倒的な知識不足は現時点で認識できてよかったと感じている。

社会人になると学生時代にやっていた当たり前のことをやる余裕がいつの間にかなくなり、知識のアップデートが疎かになりやすい。今回の出来事はそれを身を以て体感する機会となった。
あとは勉強していると結構楽しかったりする。おそらく自分の知的好奇心が満たされるからなのだろう。
youtubeを見て、リラックスする日も大切だと思う一方、程よく勉強をしていくのも人生を豊かにするのに効果的なのだろうなぁ。

【ゲームも結構いいものだと感じる29歳男性】

昔は長時間やっていて、毎度のこと親に取り上げられていたゲーム。大学に入学してから、徐々にゲームの世界から離れるようになっていた。ちょうどその頃にスマートフォンが普及したり、リアルな友人関係が広がったり、バイトを始めたりと、ゲームに費やす時間よりも遥かに価値を感じる時間の使い方を覚えたからだと思う。

そうはいっても、昔から馴染みでやっていたポケモンは最新作が出るたびにプレイしたし、ゲームが嫌いになったというわけではない。ゲームというものに対して、価値を当時は見出さなかったから、新しい話題作が出てもやらなかったし、やろうという気持ちにもならなかった。

今年の春にニンテンドースイッチでモンハンの最新作が出たというのを会社の同僚を通して知ることとなった。モンハンは高校時代に当時よく絡んでいた友人とマクドナルドや友人宅に籠ってよくプレイしていた、思い出の詰まったシリーズだ。会社の同僚に誘われるがまま、久々にゲーム機に対峙し、電源スイッチを入れ、50インチのテレビの奥に広がるモンスターハンターの世界に飛び込んでいった。
ソロプレイで感覚を取り戻し、同僚とのマルチプレイでどんどん大型モンスターを狩猟していく。そこに起こる事実だけをみると、何だ大したことないじゃないと思うが、そこで考え感じたことは、音声チャットをオンにしていると「大型モンスターを狩猟するという共通の目的のために、チームとなって、それぞれのポジションで、観察しながら、相互補完をし、狩猟を進めていく」という人が現実世界で必要とし、かつコロナ禍で激減した対面コミュニケーションをスリル感と共に体験できるという今のニーズに一致したから、こんなにものめり込むし、ヒットするのだろう、ということだった。

コロナ禍で、対面コミュニケーションの在り方が大きく様変わりし、距離の問題が取っ払えるようになってきている。
そんな生活に大半の人が慣れてきた中でのモンハンというゲームが世に放たれたということに、果たして販売会社側の戦略も絡んでいたのか?というところも考えさせられる。

また、子供がゲームに熱中するのも、自分の行動で何かを成し遂げたという「成功体験」を容易に積むことができるから、という中毒性に近いものがあるからなのだろう。そう考えるとゲームというものが、教育に対してある程度いい影響を与えると思う一方で、そのゲームで培った経験を現実世界に転用し、現実世界での成功体験に結びつけるためにはその子供の保護者である親が手を引いて導いてやるべきだろう。


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