税理士業との出会い　4

～そして師匠との初対面～

通された応接室はピッカピカ
床に顔が映るという表現があるけど
この事務所はホントに顔が映る
 
（・・・他の税理士事務所はもっと乱雑だったなぁ。）
 
そんなこと思いながら面接へ
 
対面に所長が座る
ほとんど白髪で身長は僕と同じくらい
この年代の人にしては大柄
ゆったりとした、落ち着いた口調
 
　ご出身はどちらですか？
　ご両親はご健在ですか？
　現在どちらにお住まいですか？
　学生時代は部活をやっていましたか？
　休みの日は何をしていますか？
 
面接に落ち続けて、荒んだ僕のココロは自然とリラックスモードに
（今思うと、流れが税務調査の初日午前中っぽい。）
 
リラックスした僕はイロイロ本音で話をすることができた。
 
面接時間は2時間近く
ほぼ世間話のような感じで楽しく話をさせてもらった。
内容は今となってはちゃんと覚えていないけど、
 
『すごくいい人だなぁ。僕の話を聞いてくれる人だなぁ。』
 
という印象が残った。

＜つづく＞

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