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近藤裕介税理士事務所 https://con-tax.jp @con_tax_

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  • 税理士業との出会い

    近藤裕介が税理士になるまでのおはなし

記事一覧

死んだと思った病 4

この謎の病を患ってからというもの何だか生活がおかしい 出来なくなったこと ✖運動 ✖長時間労働 ✖家事(料理は元々できないが、掃除洗濯等) ✖人ごみ ✖明るい所 ✖う…

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9か月前
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死んだと思った病 3

その日は症状も落ち着き、 気味悪さを抱えながらも日常に戻る 救急搬送された病院は自宅から離れていたので 後日、愛知の病院を受診することにした 1件目異常なし 2件目…

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10か月前
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死んだと思った病 2

アウトレットモールのサービスカウンター近くの床に寝ころびながら、 子供の顔を見上げる 悔いはある もっと子供の成長が見たかった でもきっと大丈夫、俺が死んでもこの子…

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1年前
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死んだと思った病 1

あ、これダメだ、俺、死ぬわ 立ち上がろうとした瞬間それは唐突に襲ってきた。 今から数年前の9月 運動会用のテントを買いにアウトレットモールへ まだ暑さが残る中、買…

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1年前
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税理士業との出会い 10

さて、無事税理士事務所に就職が決まったのだが なぜ一度不採用になった僕に採用のチャンスが巡ってきたのか   理由は 前任者が3日ぐらいで無断欠勤となったから 次点繰り…

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1年前
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税理士業との出会い 9

空田(仮名)先生から運命の電話をもらったすぐ後 内定を出してくれたA社に電話をする   『すみません、せっかく内定頂いたのに、  辞退させて頂きます。ホントに申し訳…

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1年前
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税理士業との出会い 8

中小企業の経理として内定を頂いたその日 運命の電話が鳴る   登録もしていない番号だ。 午前中に内定を出してくれたA社の誰かだろう そんな、何気ない気持ちで電話に出る…

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1年前
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税理士業との出会い 7

先の税理士事務所から断りの電話をもらってから 何となく、就職活動にも身が入らなくなった。    ーこんな税理士事務所で税理士を目指したい。   そんな期待を強く持っ…

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1年前
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税理士業との出会い 6

「大変優秀な方であることが分かりました。  ともに働きたいところですが・・・」   (うんうん。 、、、え?・・・が?・・・。)   「今回10人のうち、最後の二人ま…

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1年前
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税理士業との出会い 5

先生いい人だったなぁ。 でも、採用されるのかどうかよく分からない。 分からないけど、ここの税理士事務所で働きたいなぁ。   面接から帰ってそんな事を考えていた。   …

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1年前
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税理士業との出会い 4

~そして師匠との初対面~ 通された応接室はピッカピカ 床に顔が映るという表現があるけど この事務所はホントに顔が映る   (・・・他の税理士事務所はもっと乱雑だった…

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1年前
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税理士業との出会い 3

ある日、 ハローワークで応募した一つの税理士事務所から連絡をもらった。 いくつかの税理士事務所の面接に行っていたので 「どーせここも、経験なし、簿記なしの僕は・・…

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2年前
4

団体行動

昔からとても苦手。 たくさんの人が集まる場所が苦手 そこでじっとしていることが辛い その場が真面目な場であればあるほど 今日は1年ぶりに税理士会に参加 僕の所属す…

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2年前
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つらかった税理士試験

4月 まだ、何とでもなる。 5月 まだ、何とかなる。 6月 まだ、まだ、何とかなるはず。 7月 まぁ来年もあるし、、、 税理士試験は毎年8月の暑い時期。 自分の勉強…

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2年前
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40歳

3月決算もひと段落。 自分の事だけ考えていればいいなら楽ですが、 社会はそうはできていない。 人を支えていかねばならない年齢になってきた。 家族、従業員、取引先 そ…

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2年前
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税理士 × IT (2)

僕が思うに、税理士業界の未来は明るい。 前回、税理士の高齢化が進んでいるという事を書いたが。 受験者も減ってるって書いたが。 それでも税理士の未来は明るいと思う。 …

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2年前
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死んだと思った病 4

この謎の病を患ってからというもの何だか生活がおかしい 出来なくなったこと ✖運動 ✖長時間労働 ✖家事(料理は元々できないが、掃除洗濯等) ✖人ごみ ✖明るい所 ✖うるさい所 ✖高速道路の運転 ✖イベントへの参加 ✖1人で子供をどこかへ連れていく ✖家族で遊びに行ってもワイフいないとダメ   辛うじて出来ていること ▲今までやってきた仕事 ▲一人での車での移動(時々ムリ) ▲寝る(かなり不規則) ▲歩く(走るのは無理) ▲食う(すごい勢いで食欲は減退) ▲寝っ転がって漫画を

死んだと思った病 3

その日は症状も落ち着き、 気味悪さを抱えながらも日常に戻る 救急搬送された病院は自宅から離れていたので 後日、愛知の病院を受診することにした 1件目異常なし 2件目異常なし 3件目異常なし、、、 何件目か忘れたが印象に残っている医師の言葉 「病気の人はこんなにも健康的な体してませんから」 ヤブ医者ばっかじゃねぇか 誰一人として病気の原因を解明できねぇ  おかしい、おかしい、、、絶対おかしい 元気な時もあれば、ふいに寝落ちする 突然の不安、焦燥感にかられ事務所二階のソファ

死んだと思った病 2

アウトレットモールのサービスカウンター近くの床に寝ころびながら、 子供の顔を見上げる 悔いはある もっと子供の成長が見たかった でもきっと大丈夫、俺が死んでもこの子たちは育つ ワイフが放送を聞いて走ってきたようだ ワイフにはこれから苦労かけるなぁ、、、 ほどなくして、救急隊員が到着 担架に乗せられ、生まれて初めての救急車 状況を聞かれ、心拍数などを測られていたと思う 意識はしっかりあったがあまり細かいことは覚えていない 救急車って意外と揺れるなぁ・・・ 県外の病院に着き

死んだと思った病 1

あ、これダメだ、俺、死ぬわ 立ち上がろうとした瞬間それは唐突に襲ってきた。 今から数年前の9月 運動会用のテントを買いにアウトレットモールへ まだ暑さが残る中、買い物&車への運搬を繰り返す。 体力に自信があった事、子供が小さかった事もあり ずっと小走りで ようやく買い物も一段落し昼食 ワイフは靴を買いに、僕はたこ焼きを食いながら子供3人を見ていて さぁ食事も終わり、ママのとこに行こうかと立ち上がった時 それは突然襲ってきた。 尋常ではない動悸、強烈に死を意識させるものだ

税理士業との出会い 10

さて、無事税理士事務所に就職が決まったのだが なぜ一度不採用になった僕に採用のチャンスが巡ってきたのか   理由は 前任者が3日ぐらいで無断欠勤となったから 次点繰り上げ採用   細い細い運命の糸をたぐり 税理士への道が何とかつながった この時はまだ、その道が険しいものであることには気づいていない   初日の挨拶&紹介を済ませてもらい 所長と再度面談     「近藤さん、簿記ってどのくらい分かりますか?」   『簿記3級を勉強しているところです。』   「高速代500円を現金

税理士業との出会い 9

空田(仮名)先生から運命の電話をもらったすぐ後 内定を出してくれたA社に電話をする   『すみません、せっかく内定頂いたのに、  辞退させて頂きます。ホントに申し訳ありません。』    は?何こいつ?自分から面接来ておいて、  その日のうちに辞退って何がしたいんや!   おそらく、そんな事を思われたとは思う。 が、申し訳ない気持ちよりも、 税理士事務所に就職できる事への喜びの方が大きかった。   A社への電話の後にすぐに空田先生へ電話 すぐにでも働いて欲しいとのことで、もろも

税理士業との出会い 8

中小企業の経理として内定を頂いたその日 運命の電話が鳴る   登録もしていない番号だ。 午前中に内定を出してくれたA社の誰かだろう そんな、何気ない気持ちで電話に出る   「税理士の空田(仮名)です」    え?、、、誰だっけ   「一月前に面接に来て頂いた空田会計の空田です。  一度は、不採用としておきながら、大変申し上げにくいのですが、  空田会計に来てもらうことは可能でしょうか?  本当に図々しいお願いで申し訳ないのですが」   ・・・!・・・・・・・まぢか!やったぜ!

税理士業との出会い 7

先の税理士事務所から断りの電話をもらってから 何となく、就職活動にも身が入らなくなった。    ーこんな税理士事務所で税理士を目指したい。   そんな期待を強く持ってしまっただけに、 どこかやる気がでない。 数週間は就職活動もせずに、だらだら過ごした。   だけど、やっぱり、就職先を見つけなければ、、、 今派遣されている会社で派遣労働者として働いていても未来はない。 もう一度、自分を奮い立たせ、再び就職活動に取り組む。   今度は、応募先を税理士事務所に絞らず 【経理募集】と

税理士業との出会い 6

「大変優秀な方であることが分かりました。  ともに働きたいところですが・・・」   (うんうん。 、、、え?・・・が?・・・。)   「今回10人のうち、最後の二人まで残ったのですが  もう1人の方よりも、近藤さんの方が年齢的に若く  他でも必ずや成功する能力をお持ちだと思います。」   (はい、はい、、、はい?)   「申し訳ないですが今回はもう一人の方にお願いすることになりました。」   結果は、不採用。   しかし、人のいい所長は断りの電話も1時間近く それも 「近藤さ

税理士業との出会い 5

先生いい人だったなぁ。 でも、採用されるのかどうかよく分からない。 分からないけど、ここの税理士事務所で働きたいなぁ。   面接から帰ってそんな事を考えていた。   「結果は1週間以内に電話します。」   とのことだったので淡い期待を込めて、ゆっくり待っていた。   が、実際には2日後には僕の携帯に連絡がきた。   「近藤さん、この間は面接に来ていただきましてありがとうございました。  こちらとしては予想以上にたくさんの応募を頂きまして、  一人採用する予定だったところに10

税理士業との出会い 4

~そして師匠との初対面~ 通された応接室はピッカピカ 床に顔が映るという表現があるけど この事務所はホントに顔が映る   (・・・他の税理士事務所はもっと乱雑だったなぁ。)   そんなこと思いながら面接へ   対面に所長が座る ほとんど白髪で身長は僕と同じくらい この年代の人にしては大柄 ゆったりとした、落ち着いた口調    ご出身はどちらですか?  ご両親はご健在ですか?  現在どちらにお住まいですか?  学生時代は部活をやっていましたか?  休みの日は何をしていますか?

税理士業との出会い 3

ある日、 ハローワークで応募した一つの税理士事務所から連絡をもらった。 いくつかの税理士事務所の面接に行っていたので 「どーせここも、経験なし、簿記なしの僕は・・・」 半ば諦めの気持ちとともに 運命の事務所へ向かうことになる。 面接の日、税理士事務所の前を車で通る。 ん?住所はここだが 黄色いデッカイ看板にびっくりして事務所の前をいったんスルー もう一周目、ゆっくりじっくり看板を見ながらスルー やっぱりここだ。間違いない。 でも、こんな税理士事務所見たことない ドキドキ

団体行動

昔からとても苦手。 たくさんの人が集まる場所が苦手 そこでじっとしていることが辛い その場が真面目な場であればあるほど 今日は1年ぶりに税理士会に参加 僕の所属する税理士会は田舎の方なので 毎月、全員参加がデフォ その場に溶け込むことが苦手 税理士先生、税務署、保険屋さん だいたいみーんなスーツ 僕はラフなシャツに下駄 ・・・溶け込む気がないって? ・・・多分ない。 でも、何人かの先生に声をかけて頂いた 「俺も普段下駄やぞ、ここに下駄でくる勇気はないが」 オサレな格好

つらかった税理士試験

4月 まだ、何とでもなる。 5月 まだ、何とかなる。 6月 まだ、まだ、何とかなるはず。 7月 まぁ来年もあるし、、、 税理士試験は毎年8月の暑い時期。 自分の勉強不足は棚に上げて 不安と焦燥感と、少しの期待と 何とか続けられるのは周りに同じ境遇の人がいるから 時々、会社勤めの同級生から話がきた。 飲みに行こう、遊びに行こう ・・・別の世界に思えた。 何とか資格を手にした。 見えてくるものは随分違うものになった。 もう一回受験・・・は、したくないけど、目標がはっきり

40歳

3月決算もひと段落。 自分の事だけ考えていればいいなら楽ですが、 社会はそうはできていない。 人を支えていかねばならない年齢になってきた。 家族、従業員、取引先 そこには利益じゃ測れないもの、利益で測らざるを得ないもの。 様々なものがあって、優先度つけて取捨選択の毎日。。。 自分自身、大きな存在じゃないのに、人の面倒までみれないよー って本音は心にしまって 社会のニーズに応えていくのです。 仕事を選ぶときに、楽しい事を優先しよう! → やっぱ、収入になかなか繋がらない。

税理士 × IT (2)

僕が思うに、税理士業界の未来は明るい。 前回、税理士の高齢化が進んでいるという事を書いたが。 受験者も減ってるって書いたが。 それでも税理士の未来は明るいと思う。 理由は簡単。 税理士が必要だから。日本以外知らないから国内限定かもしれないけど。 中小零細企業の経営者には税理士が必要。 経営者ってとにかく孤独。 従業員と分かり合えないのは当然。 家族にも悩み事言えない人も多い。 でも稼がなきゃいけない。稼ぎ続けないといけない。 誰にも愚痴れず、相談できず。 淡々と、飄々と。