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「やる」と決めたのは誰なのか?

いつも記事を読んでくださりありがとうございます。

今の私の状況をご存知な方は
「こんな日も朝noteか!」
と思うかもしれませんが、
「こんな日」だからこそ気づきが多いですねー。
#なんだ、こんな日って 
#じらすねしみず 

「こんな日の気づき」は落ち着いたら記載します。
昨日、「こんな日」なのでたまたまつけていたTV。
「缶に入ったドロップあめの会社が自主廃業を1月にした」という話。
この飴、私も知っている。ジブリアニメにも出て来ていたよね。その会社、創業100年を超える老舗企業。
自主廃業に至ったのは、コロナでの市況の変化、物価高などの理由があるが、資金繰りが回らなくて…ということではないらしい。
現在の状況を改善していくためには、新たな設備投資や新規事業を考えなくてはいけない、また経費を改善する為に人員整理が必要になるかもしれない、いずれにせよ、金融機関からお金を借りなければならないし、辛い思いをさせることになる従業員も出てしまう。
この経営者が考えたのは、今辞めること
今辞めるならば金融機関への借入も返すことができ、従業員にも規定通りの退職金の支払いをすることができるとのこと。

そのTVで紹介された帝国データバンクによると、今年1年で休廃業する会社は5万社ほどあるという。
この5万社のうち、資金繰り等、財務上の問題での休廃業は35%程度、その他は後継者不足等の理由での休廃業が多いとのこと。
この休廃業を帝国データバンクは「あきらめ廃業」と表現している。

うーん、なんかこのネーミング、違和感がある。

その後のシーンであるラーメン店のケースを紹介。
創業30年、人気店であったがコロナ禍で売上減少、しかし最近は再び業績は戻ってきていた。
そこの店主は今年3月末で廃業を決めたという。
70歳の店主、健康の問題もないという。
「一番いい時に辞めよう」
そう決断したという。
周りのお客様は
「本当に残念、まだまだ食べたいのに」
「寂しくなる、続けて欲しい」
というコメントが。
店主に辞めてなにをするか、リポーターが尋ねる。
「旅かな、家にずっといるとボケてしまうもんでね」
実は弟子がいるとの話、しかし弟子にも店を継がせることなく、弟子は弟子で頑張りなさいという方針らしい。

進むだけが経営ではない。
少し下がる、立ち止まるというのも当然大切。
また、「やる」と決めたのは経営者、となると「やめる」というのもまた経営者なのである。
「やめる」ということは「あきらめ」ということでは決してない。
経営プランの中に常にある一つの選択肢である。

ゲストに来ていた元アイドルがコメント。
「なんかアイドルに似ている気がしてみていました、アイドルって卒業という制度があり、周りの人からは辞めないでとかまだやれるのに、といった言葉をいただくのですが、卒業を決めるのは自分なんです。」

アイドルも一緒だね、と思って聞いていたが、
ほとんど全ての事が
「自分でやる」と決めて「自分でやめる」と決めているよね。
紹介されたり、助言をもらったりするものの、決めているのは「自分」である。

ここを忘れてはいけないし、ここからは逃げてもいけない。

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