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ゆく年くる年 足るを知る者はいつも心豊かである

春夏秋冬の天候の変化を察知する科学に精通した先人の教養。太陽の位置を知って生活する。二十四節気を知っておけば折々の季節の変化を踏まえて情緒豊かに暮らすことができます。

暦を決める二十四節気は地球上から見た太陽が一周して戻ってくる一年を24等分したものですから四季ごとに六つずつあります。地球の赤道を延長した円(天の赤道)と地球から見た太陽の道筋(黄道)による黄経(黄道上の緯度)が0度になる交点が春分点で黄経が180度になる交点が秋分点です。

黄経を24等分した点が24の節気の24の始点で、そこを太陽が通過すると暦が進みます。

12月22日、今日は今年の冬至です。今日の太陽は上図の冬至点つまり黄経270度に位置しています。北半球では一年の中で太陽が最も低く夜が一番長い日です。次が小寒、そして第24番目最後の節気、黄経300度の交点が寒さの絶頂期となる大寒です。

こんにちは、良仁です。昨日から草津温泉にいます。しばらくは妻と二人で温泉に浸かってのんびり過ごすつもりです。

冬来りなば春遠からじ

暦の上では、黄経300度の第24節気の大寒から半月で春の気が立つ第1節気の立春です。人々は古来、今は最も不幸な状況であっても耐え忍んでいればもうすぐ幸せが巡ってくるとたとえました。

バブル崩壊から30年、国際金融資本権力集団による、あからさまな日本搾取が始まってから26年、「冬来りなば春遠からじ」どれだけ多くの日本国民が心の中でそう呟きながら消え去っただろうか。

と浮かれた日々も一場の春夢で終わり、自殺者数はG7中トップ、霞が関や永田町は汚職で溢れ魑魅魍魎が闊歩し国が国民を搾取した上に虫けらのように殺戮する。人命よりもマネーの価値が勝る国、今だけお金だけ自分だけ。大半の日本人が陥っている負のスパイラルから抜け出る術を聞かれたら、老子の言葉を伝えたい。

足るを知る者はいつも心豊かである。足るを知らぬ者は世界中の富を手に入れてもいつも心は貧しい。

霞が関や永田町の魑魅魍魎だけではない。負のスパイラルに陥っている国民も「今だけお金だけ自分だけ」と同じ呪文を唱えていないだろうか。クレジット、車、住宅ローン、、、 アングロサクソン金融の仕掛けた巧妙な罠にまんまと嵌ってマネーの奴隷になった人々は「今だけお金だけ自分だけ」と呪文を唱え始める。「これからは武力だけではなくマネーで人間を奴隷化する。」18世紀にゲットーのユダヤ人ファミリーが掲げた目標は達成され人間は消費者という烙印を押されてお金の奴隷になった。

Slave to the money

ゆく年くる年、250年の時が過ぎ、時代は現代人が失った意識を取り戻すこと、唯物から精神への気付きを求めているのではないだろうか。

エムケイコンサルティング 良仁


JLiME11さんの動画を貼らせていただきました。