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中小企業はなぜ成長しない?!
多くの中小企業はなぜ中小企業のままなのか、としばらく考えていました。
志があって起業し、社員を雇い、お客様、取引先を増やして行ってます。
それでも、多くの中小企業は、依然、中小のままで、中堅へ入っていきません。
一方、同じく志をもって起業した中の、ごく一部が、中堅、大企業と成長をして上場などをしている会社さんもあります。
必ずしも規模の成長だけが良いわけではないのは、もちろんわかってます。
それでも、経営計画や3年後の目標を作っていると、売上、利益は増加するものを作成されることが多いです。
もし、それが?割でも実現し続けるのなら、規模はもっと大きくなっているはずではないでしょうか?
日本の中小企業比率はずっと99%程度のままです。
成長には壁があり、その壁を抜けると成長する、というものがあります。
成長を続けると、次の壁にあたり、成長が止まる、、、、ということの繰り返しです。
壁を壊し続けている間はいいのですが、どこかで止まることが往々にしてあります。
その壁を抜ける企業と、そうでない企業がいるのは何故でしょうか?
私なりに一つの推論に達したのは、結局のところ、成長を真に求めてないからだ、というところに行きつきました。
一つ目の壁を壊せたとして、2つめの壁で止まるなど、どこかで成長が止まることは多いです。
止まる理由は、市場、技術、ライバル等々いろんな理由があります。
しかし、その止まる理由を理由にしてしまっているのではないかと思います。
私は、決して、精神論者ではないですが、このような文脈にすると、疑われますね、、、、。
壁を壊せる所と、そうで無いところの違いは、それまでの成功体験を壊して新たに再構築できるか、どうかだと思うのです。
組織の成功体験ももちろんそうですが、中小企業では、特にに社長の成功体験は大きいです。
コンサル的な立場で、社長、組織に関わらせていただく中で、どうしても反発がでます。
“○○まで売上をもって行きたいなら△△しましょう”と提案すると、一旦は賛成されます。
その後、具体的な方法とスケジュール、役割に入ると、“それはできない”となります。(私のコンサル手法がいい悪いは今回除く)
社員がそういうのはわかります。
これまでの業務フローも崩れたり、新しいことに取り組む負担が一時的に増すと感じるからです。
ところが、“○○したい”社長まで、NOと言い出します。
理由を聞くと、要は、これまでの考え、流れと違うからだ、ということが多いです。
これまでの流れ、考えと同じことをしてては、これまでと同じ結果なのは、当たり前のことです。
何故、“今まで”から離れられないか?
それは成功体験ではないでしょうか。
今までこれでやってきて成功してきたから変えたくない、というのが成功体験の負の側面です。
無意識に固執してしまう心理も理解できます。
これまで一生懸命頑張って引っ張って、ここまで持ってきたんですから。
これは本当にスゴイことです!
その凄さが大きければ大きいほど、その体験は自信になってます。
そして、その位置に安住することになります。
安住すると、成長の壁に拒まれてしまいます。
結果として、いつまでの中小企業のままということになります。
一方、いくつもの壁を乗り越えて成長している企業は、成功体験を保ちつつも、さらに超えるために、考え方、やり方をどんどん変えて行きます。
組織的なのはもちろん、社長自身がそうです。
ある成功体験に固執することなく、自分が目指すところへ事を進めて行きます。
“変化し続ける“という言葉、そのままです。
この様に、多くの中小企業は、成長の壁の前に、それまでの成功体験に安住してしまうために、いつまでも、そこに留まっているケースが多いと推論しました。
全ての事例が、この通りではないのはもちろんですが、案外多いのではないかと思います。
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