見出し画像

「角上魚類」視察レポート④_繁盛の秘訣は人にあり_vol.4

角上魚類には色々なスタッフさんが
働いていますが、その中でも二人の
スゴイ話をご紹介します。


魚を捌くスタッフさんの話

角上魚類で「花形」といわれている
職種のひとつに、

魚を捌く係が挙げられます。
(名称はわかりませんw)


魚を捌く係では、主に2つの仕事があります。

ひとつはお客様からオーダーがあって
魚を捌くものです。

魚まるまる一匹を販売している角上魚類では、
お客様のオーダーに合わせて無料で魚を
捌いてくれるのですが、

だからこそスピーディーに、
しかも失敗しないように無駄なく
魚を捌かなくてはなりません。


もうひとつが店内からのオーダーです。

魚の売れ行きや当日の仕入れ状況を見て、
魚を刺身や鮨、煮つけなどと形を変えて
販売されています。

つまりここでは、
スピードや無駄が出ない切り方はもちろん、
”美味しそうに見える”切り方が重要のようです。


あるスタッフさんがこのように
仰っていました。


「割烹料理店の食材で
割烹料理店の出来栄えを目指して
大衆価格で提供する。

技術に終わりはないのです」と。


売上に直結し、また顧客満足度を左右するのが、
魚を実際に捌くスタッフの腕にかかっています。

そんな技術職の方の発言を聞いて、
胸が熱くなりました。


店長さんのお話

あるTVの取材で言っていたことです。

「今日はこの魚が面白いですね」


スーパー開店前からのこの発言に
TVスタッフは「?!」

ただただ疑問ですがその招待が
すぐにわかりました。


なんと、ひとつのお店に
イカが750杯も送られてきたのです。


すると店長さんは、

・イカをまるまる2匹、400円で販売する

・煮つけにして総菜として販売する

・刺身にして販売する

などして、
見事最後の1匹まで売ってしまいました。


そのTV番組で柳下社長がこのように
仰っていました。

「店長はその数のそのイカをどうやって
売るのか、構想を立てる。

売れたときの達成感があると思う」と。


まとめ

一つ目の話で素敵だなと思った点は、

①技術におわりはない

という部分です。

ひとつの仕事を突き詰めてやることは
途中で飽きがきたり、嫌になったりと
何かと難しいと思います。

そんな中、このような話は
自分自身にも刺さりましたし、
今の仕事で更なる向上心をもって
やっていきたいと思いました。


そしてふたつ目が、

②ハイイメージ付き大衆商法の
実践です。

割烹料理屋さんの材料と調理法
にもかかわらず、大衆価格で売る。

これぞまさに、商売繁盛の秘訣、

ハイイメージ付き大衆商法と呼ばれる
売り方です。


また店長さんの話で言うと、

売り切った店長さんの話もすごいのですが、

何よりすごいのは角上魚類のチームワーク
ではないでしょうか。


「この安くおいしい大量に仕入れたイカを、
○○店に託す!」

という想いを店長、店側が受け取って、


一見無理難題に思われる量を
見事に完売させる。


その時、店長は
「今日は○○が面白い」

と楽しんでおりましたし、


きっとバイヤー側も
同じく「今日はこれが面白い」と
感じていたと思います。

加えて、
「○○店ならやってくれる」

という期待もあったでしょう。


期待に応えることや、

一見難しい仕事を「おもしろい」
といってワクワクしながら
やってのけるところが、

角上魚類の商売繁盛の秘訣だと思います。


角上魚類の繁盛の秘訣である
このような人、社風がスゴイ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?