コンサルタントY

東証一部上場の経営コンサルティング会社に勤務。繁盛店の視察とルール化をしていきたいと思…

コンサルタントY

東証一部上場の経営コンサルティング会社に勤務。繁盛店の視察とルール化をしていきたいと思います。特に経営者の方に向けて書いています。経営のヒントになれば幸いです。

最近の記事

「角上魚類」視察レポート④_繁盛の秘訣は人にあり_vol.4

角上魚類には色々なスタッフさんが 働いていますが、その中でも二人の スゴイ話をご紹介します。 魚を捌くスタッフさんの話角上魚類で「花形」といわれている 職種のひとつに、 魚を捌く係が挙げられます。 (名称はわかりませんw) 魚を捌く係では、主に2つの仕事があります。 ひとつはお客様からオーダーがあって 魚を捌くものです。 魚まるまる一匹を販売している角上魚類では、 お客様のオーダーに合わせて無料で魚を 捌いてくれるのですが、 だからこそスピーディーに、 しかも失敗

    • 「角上魚類」視察レポート③_商流が繁盛の秘訣_vol.3

      角上魚類の繁盛の秘訣は「商流」にあります。 この点について、 3つの流れに沿って解説したいと思います。 1.角上流仕入法スーパーのバイヤーの仕入と角上魚類の仕入は 大きく異なる点があります。 スーパーは廃棄率を下げることを目的として仕入を行い、 そのため売りやすいサンマやサバなどの定番の魚を 仕入れます。 ただ、実際の市場に行くとその日の水揚げ量によって 需要と共有のバランスが作用するため同じ魚でも 価格が大きく異なります。 スーパーは”高くても”定番の魚を仕入れる

      • 「角上魚類」視察レポート②_顧客都合最優先で繁盛_vol.2

        角上魚類は関東を中心に22店舗ある 大型鮮魚専門店です。 当社は「日本一の魚屋」を目指しています。 今回は、前回の記事にも取り上げた「全面的個別対応」の具体事例について書きます。 【実際に行ってみて、肌で感じた3つの事例】 角上魚類のすごさが書かれたブログやTVなどのメディアの紹介は多々ありますが、 僕自身が感じたことで、これが一番の強さなんだと感じた事例を3つご紹介します。 ①僕が買った平目(ヒラメ)の話上の写真にあるお魚は、 無料でいかようにも捌いてくれます。

        • 「角上魚類」視察レポート①_バックオフィスとの連携が繁盛の秘訣_vol.1

          年々、魚の消費量が減少している中、 ここ角上魚類は毎年右肩上がり。 年商は400億円。 後ろにあるキッチンでは、 料理人さんが魚を捌きます。 ①まず、お客さんの食べ方に合わせて  魚を捌いてくれます。 「この魚は三枚おろし」 「これは刺身用ね」 など、一つひとつ確認の言葉が飛び交います。 お客様の要望に合わせた、 ”全面的個別対応”を実践されています。 ②そして、売れ行きが悪いと判断した場合、  店の権限ですぐにお寿司、フライ、刺身  などに変わります。 「できた

        「角上魚類」視察レポート④_繁盛の秘訣は人にあり_vol.4