Jリーグやプロ野球チームがダイナミックプライシングを導入するワケ

今Jリーグやプロ野球チームがダイナミックプライシングを導入している。


ダイナミックプライシングとは「条件によって商品やサービスの価格を変動すること」である。


分かりやすい例で言うとホテルや航空券です。

夏休み期間やゴールデンウィークなどは値段が高くなりますよね。

反対に閑散期などは安くなります。


このように条件により価格を変動することをダイナミックプライシングと言うのですが、近年Jリーグやプロ野球チームが導入をしております。


何故Jリーグやプロ野球チームは導入を始めたのでしょうか?

主に2つ理由があります。

①チケット収益の最大化

最初から満員が見込めない試合は価格を少し下げることで動員を増やすことができます。

また逆に満員が見込める試合の場合、席数を増やすことはできないため価格を上げることで収益の上限を上げることができます。

このように価格の変動によりチケット収益の最大化が可能なのです。

②転売防止

転売の対象になる試合は、人気な試合であることが多いです。ダイナミックプライシングを導入すると人気な試合は価格が上がる為、差益が小さくなる為転売が防げると言われています。



このような理由によりダイナミックプライシングを導入しているわけですが、買い手にとってもメリットがあるのです。

それは試合によっては安値で買うことができることです。

通常であればチケットの価格は固定されていますが、ダイナミックプライシングが導入されれば場合によっては安値で買うことができるのです。



一方で課題もあり、どうしてもオークション形式になる為、価格が必要以上に高騰する可能性があります。今は値上がりの上限を決めているチームも多いですが、どう価格のコントロールをしていくかが今後の課題になりそうです。



私の個人的な意見としては、ダイナミックプライシングは収益の最大化だけではなく、値段が下がることにより普段は試合を観に行かない人が観に行くようになることを期待したいです。


あくまでもダイナミックプライシングは満員を目指す為であるべきです。


満員になることで

①収益最大化

②スポーツ文化の醸成

③競技力の向上

に繋がるからです。



いかがでしたでしょうか。

まだまだ馴染みの無いダイナミックプライシング。

今後の動きに注目していきましょう。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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