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コンサートレポート

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コンパスをご利用いただいたコンサートの開催レポートです。
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#アマオケ

高津市民オーケストラ第26回演奏会(2020/2/22)‬

『高津市民オーケストラ第26回演奏会』に伺いました。(2020/2/22@すくらむ21)‬ 高津市民オーケストラは、神奈川県川崎市高津区を中心に活動しているアマチュアオーケストラです。今回は指揮者に宮野谷義傑さんが登場し、コンサートが大いに盛り上がりました。 指揮者の宮野谷義傑(みやのや よしひで)さんは1975年ニューヨーク生まれ。幼少のころの交通事故の影響で車いすにのって指揮活動をしています。国際基督教大学教養学部卒業、および東京音楽大学大学院作曲指揮科科目等履修

タマーシュ・ヴァルガのハイドン〜アンサンブル・フィルムージカ・トウキョウ特別演奏会(2020/2/11)

『タマーシュ・ヴァルガのハイドン〜アンサンブル・フィルムージカ・トウキョウ特別演奏会』に伺いました。(2020/2/11@サントリーホールブルーローズ)‬ チェロ独奏を務めたタマーシュ・ヴァルガさんはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で20年間にわたり首席で活躍し続けているハンガリー出身のチェリストです。これまでに、クリストフ・エッシェンバッハ、ズービン・メータ、アンドリス・ネルソンス、アダム・フィッシャー、小澤征爾、ジュゼッペ・シノーポリといった著名な指揮者とも共演を

東京アマデウス管弦楽団 第90回記念演奏会(2019/11/3)

『東京アマデウス管弦楽団 第90回記念演奏会』に伺いました。(2019/11/3@ミューザ川崎シンフォニーホール) 東京アマデウス管弦楽団は1973年、当時の東大オーケストラ卒団者を中心に結成されました。ドイツものを得意とし、ブラームス、ブルックナー、マーラー、ヒンデミットに至る主な交響曲、そして『フィガロの結婚』、『魔笛』、『魔弾の射手』、『カルメン』、『椿姫』、『ナブッコ』などのオペラ全曲演奏などの実績を誇ります。 そんな東京アマデウス管弦楽団の第90回にあたる今

モーツァルト・シンフォニー・オーケストラ第33回演奏会(2019/10/20)

『モーツァルト・シンフォニー・オーケストラ第33回演奏会』に伺いました。(2019/10/20@トッパンホール) モーツァルト・シンフォニー・オーケストラはモーツァルトの全交響曲を演奏することを目的に結成され、その目標達成後は新たにモーツァルトの全管弦楽の演奏を掲げ活動しています。指揮者の末廣 誠さんは1991年に第4回フィッテルベルク国際指揮者コンクールで優勝、クラコフ放送交響楽団首席客演指揮者、国立シレジア歌劇場定期客演指揮者などを務め、国内のアマチュアオーケストラ

オーケストラ・シンフォニカ・フォレスタ 第9回演奏会(2019/9/28)

『オーケストラ・シンフォニカ・フォレスタ 第9回演奏会』に伺いました。(2019/9/28@杉並公会堂大ホール) オーケストラ・シンフォニカ・フォレスタは指揮者、石川星太郎さんの指導のもと、充実した演奏を行っているオーケストラです。2011年の活動開始以来、コンサートミストレスの須賀麻里江さん、ヴィオラの山口真さん、チェロの大澤久さんが毎回の練習に参加し、技術面のサポートをしています。 指揮者の石川さんは東京藝術大学卒業時にアカンサス音楽賞を受賞。2016年第1回フェ

ジャパン・クラシカ 第11回定期演奏会(2019/8/24)

『ジャパン・クラシカ 第11回定期演奏会』に伺いました。(2019/8/24@第一生命ホール) ジャパン・クラシカは、指揮者・増田宏昭氏の「妥協のない練習をして質の高い演奏をするオーケストラを」という思いに賛同した情熱的な音楽愛好家が集まるアマチュア・オーケストラです。 プログラムはメンデルスゾーンの「トランペット序曲」からスタートしました。演奏される機会が少ない作品で、初めて耳にしましたが、トランペットを中心とした金管セクションのファンファーレからスタートする快活で

麻布学園OBオーケストラ 特別演奏会2019(2019/8/12)

『麻布学園OBオーケストラ 特別演奏会2019』に伺いました。(2019/8/12@サントリーホール) 1895年に創立された麻布学園は、来年には創立125年を迎えるという伝統ある中高一貫校です。その管弦楽部のOBオーケストラのコンサートでした。指揮はバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者の鈴木優人さん、そしてジャズピアニストの山下洋輔さんが共演されました。お二人とも麻布学園のOBで、演奏前に校長の平さんを交えた3名でプレトークのコーナーもありました。 プログラム1曲

オルケストル サン フロンティエール 第3回演奏会(2019/8/11)

『オルケストル サン フロンティエール 第3回演奏会』に伺いました。(2019/8/11@大田区民ホール・アプリコ大ホール) このオーケストラは「音楽を奏でるのにプロもアマも国籍もすべての隔たりをなくして心に響く音楽創りをしよう!」というコンセプトのもとに結成されました。指揮は元N響コントラバス奏者の井戸田善之さん、コンサートマスターは元N響第1バイオリン次席奏者の村上和邦さんです。 第1回ではフルート、第2回はヴァイオリンの世界的なヴィルトゥオーゾを招聘したそうです

新交響楽団 第246回演奏会(2019/7/15)

『新交響楽団 第246回演奏会』に伺いました。(2019/7/15@東京芸術劇場コンサートホール) 新交響楽団は1956年創設、音楽監督の故・芥川也寸志の指導のもと、ストラヴィンスキーのバレエ三部作の一挙上演や日本の交響作品展などを行ってきました。現在も難曲を含むレパートリーにも積極的に取り組んでいます。今回指揮をとったのは矢崎彦太郎さん。矢崎さんは1975年ブザンソン国際指揮者コンクールに入賞後、活躍を世界に広げ、2008年には長年にわたる日仏音楽交流の貢献に足し、フ

オーケストラ・フォルチェ第12回定期演奏会(2019/7/14)

『オーケストラ・フォルチェ第12回定期演奏会』に伺いました。(2019/7/14@新宿文化センター) Orchestra Failte -オーケストラ・フォルチェ- は若手のアマチュア奏者によるオーケストラです。"フォルチェ(failte)"とはアイルランドの言語、ゲール語で「歓迎」を意味します。指揮者は村本寛太郎さん。村本さんは東京芸術大学音楽部で打楽器を専攻。卒業後バロックから現代音楽まで、幅広い音楽に専門的に学び、このオーケストラ・フォルチェの常任指揮者を務めてい

フライハイト交響楽団 第46回定期演奏会(2019/7/6)

『フライハイト交響楽団 第46回定期演奏会』に伺いました。(2019/7/6@すみだトリフォニーホール 大ホール) フライハイト交響楽団は1996年に結成され、年2回の定期演奏会を中心に古典ロマン派から難易度の高いプログラムまで、様々な時代や編成の楽曲に意欲的に挑戦しているアマチュアオーケストラです。指揮は多くのプロオケやオペラ公演で活躍されている森口真司さんでした。 コンサートは鮮やかなドビュッシーの『夜想曲から「祭」』から始まりました。 続いてアマオケで演奏される

八王子フィルハーモニー管弦楽団 第59回定期演奏会(2019/5/12)

『八王子フィルハーモニー管弦楽団 第59回定期演奏会』に伺いました。(2019/5/12@オリンパス八王子ホール) 八王子フィルは1983年に市民による手作りのオーケストラとして結成され、多くの市民から愛されているアマチュアオーケストラです。年2回の定期演奏会のほか市内のイベントや学校での演奏など幅広い活動をされています。 今回の定期演奏会の指揮者は、多くの団体で指揮者・トレーナーとして活動されている田中 健 (Ken Tanaka)さんでした。会場のオリンパス八王子

新交響楽団 The New Symphony Orchestra 第245回演奏会(2019/4/29)

『新交響楽団 The New Symphony Orchestra 第245回演奏会』に伺いました。(2019/4/29@東京芸術劇場コンサートホール) 新交響楽団は作曲家の芥川也寸志が1956年に設立したアマチュアオーケストラで、メンバーはオーディションを経て選ばれており、アンサンブルの完成度はとても高く、素晴らしい演奏を繰り広げました。 プログラムは芥川也寸志のオーケストラのためのラプソディー、バルトークの舞踏組曲、シベリウスの交響曲第2番でした。前半の2曲は難易

Project B 2019(2019/4/21)

『Project B 2019』に伺いました。(4/21@第一生命ホール) Project Bオーケストラは、指揮者の畑農敏哉(Toshiya Hatano)さんの呼びかけのもと、ベートーヴェンのオーケストラ作品に挑戦しようと数多くのアマチュアオーケストラから集まったメンバーで構成されています。畑農さんは長年多くのアマオケで弾いてきたコントラバス奏者でもあり、「アマチュアオーケストラたちに乾杯!素顔の休日音楽家たち(NTT出版)」という著書まで出版されています。 普段