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多めに見積もった5倍の時間がかかる

コロナ渦のなか、

美容師をしながらライターの仕事を始めた。

始めは意気揚々と張り切っていたが、

すぐにキツなった。

副業のライターとして作業するため、

本業である美容師の従事時間を

6割程度まで減らした。

これは、カツカツで生活できるレベルの収入まで落としたことになる。

よし、時間は十分に確保したぞ。

ところが初めの勢いはすぐに失速。

継続する難しさを3か月にも満たないうちに思い知る。

パート程度の勤務時間で美容師をしているにも関わらず、

全く作業が進まない。

実力のなさ、時間の見積もりの甘さ、

根気のなさ、体調管理の甘さ……。

全てが怒涛のように押し寄せて、

職業としてまるで成り立たない。

収入が減ったことでひもじい思いをしていることも

追い打ちをかける。

ここが初めにぶち当たる壁なのだろう。

月間の作業スケジュールを立ててはみるが

見事にずれ込む。

〆切は近づく。

いよいよ間に合わなくなり、

やむを得ず本業の時間をさらに削る。

一気にうまくなる方法はない。

当たり前だ。

これをやり続けて、

なんとか形にしていくしかないのだ。

初心者としての自分のショボさに面食らう。

今の実力なら、

作業時間は多めに見積もったさらに5倍は

用意しておく必要があるようだ。



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