人形供養
実家の天袋を整理していると、
古い洋風の人形が3体出てきた。
3人兄妹の我が家にちなんで、
ずっと昔に母が買ったものだ。
埋め立てゴミで捨てるのも忍びなく、
お寺に持ち込んで、
人形供養してもらうことにした。
今回お願いしたのは、
「法輪寺」といい、
日本昔ばなしに出てきそうな風情のあるお寺だった。
軽自動車でも超徐行でないと通れない
極細の道を通らなければいけない場所にあった。
私と母が到着すると、
法輪寺のご住職は
作務衣姿で合掌して出迎えてくれた。
「最近では人形のほかに、
古いアルバムを捨てきれずに持ってこられる人も多いんですよ」
とのこと。
軒先には愛犬のゴンが見張っている、
なんとも不思議なお寺だった。
これでひとつまた、
肩の荷が降りた気がする。
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