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もっと「キライ」の感覚を信用しよう

善良な人は、

人に対する思いやりがあり、

細やかなところまで気配りができ、

本当に素晴らしい。


そんな人といっしょに居れば、

心がずい分と慰められるし、

温かな雰囲気を味合わせてくれる。


一方で、

善良なだけに、

嫌う、憎む、妬むなど、

ネガティブな感情を持つことを

自分に対して良しとしない。


さらに、

相手をキライになると、

仕事などの社会活動において

コミュニケーションが滞り、

影響が出る。


だから

出来れば避けて通りたいし、

自分の中に「キライ」を

貯えた状態では

居たくない。


しかし、

人間である限り、

あらゆる感情を抱くのは自然なことである。


善良な人は、

もっともっとキライになっていい。

誰かを、

何かを。


キライを封じ込めると、

自分の存在を確かなものとして感じられない。


「キライ=悪いこと」

というふうに捉えてしまうと、

善良な人ほど、

自分を許せなくなる。


キライをちゃんと認識して、

自分の判断基準に取り入れなければならない。


そうしないと、

自分の価値観はまるで、

“誰かの借り物”のようになってしまう。


自分を“自分らしく”するには、

「好き」と同じように

「キライ」も大事にする必要がある。


「キライ」が自分にもたらしてくれるもの。

それは、

危険の回避だったり、

自尊心の保護だったり。


勘の中には外れるものもあるが、

「なんとなくイヤ」という類の勘は、

まず外れることがない。


違和感、

居心地の悪さ、

不快感。


これは、

言葉にならない

なにか重要な情報を、

自分に教えてくれているのだ。


もっと「キライ」を信用しよう。



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