渋谷のクラブデビューしたものの畑違い過ぎて衝撃を受けた話
渋谷のクラブに行ってきた
先日、会社の同僚が臨時でバーテンダーをしていた渋谷のクラブに行ってきました。
クラブは日本で行くのは初めてで、ワーホリで行ったオーストラリアのクラブ以来、人生で2回目でした。
「海外のクラブは日本で言うカラオケみたいなもんだからみんな気軽に行くし怖くないよ〜」と言われて行ったオーストラリアのクラブで、
周りみんな踊りまくってるわ酔っ払ってるわで恐怖しながら隅っこで震えていたあの日を思い出しつつ、同僚と4人で参戦して来ました。
めっちゃ怖かった
さて結論から言います。
めっちゃ怖かったです(笑)
クラブが取り壊しになる予定で最終日だったというのもあり、アーティストが豪華だった(らしい)のもあり、めちゃくちゃ混んでました。
人がぎゅうぎゅうでした。
客層は割と若い人が多かったのですが、ギャルやチャラ男さんがたくさんいて、タトゥー入れてる人や奇抜な髪型の人がたくさんいました。
この人たちは日中どこに生息していらっしゃるんやろ〜?って思ってました(失礼)
そしてコロナ禍なのにマスクしてる人がほとんどおらず、目算でも9割以上の人がノーマスクでした。「あれ?マスクしてる私たちの方がおかしい?」ってくらいみんな当たり前にノーマスクでした。めっちゃ怖かったです。
挙句、アーティストのライブ中、当たり前にみんなノーマスクで大声で歌っていました。めっちゃ怖かったです。
あとは薬やってるんかなってくらい酔っぱらった女の子が目の前で床に倒れ込んでいたり、すれ違った男の人に話しかけられて急に無理やりマスク外されたりと、なんか色々めっちゃ怖かったです。
8月に参戦した野外フェスでは
8月上旬に、ロックインジャパンという野外フェスに行ってきました。
野外で参加者の人数もだいぶ絞られていたため、かなりゆったりとした空間でした。
そんな人口密度低めの野外空間ですら、みんなマスクを付けるのは当たり前、ライブ中の声出しNGで、手を振ったり拍手したりのみが許されていました。
当たり前ですが私も一緒に参戦した友達たちも誰もコロナに感染することなく、「まぁそうだよな」って納得のいく環境でした。
そんなロッキンですら、コロナ禍において昨年は開催直前に中止に追い込まれていました。
社長が「音楽を止めるな、フェスを止めるな」と悔しさいっぱいの文章で中止のお知らせ文を書いていたことを今でも覚えています。
その経験があったからか、今年はより感染対策万全の環境で開催できたんじゃないかな、と運営側のみなさんの努力に本当に感謝しています。
クラブとフェスの差にメンタルをやられる
さてそれから1ヶ月も経たないうちに、渋谷のクラブでは上述のように無法地帯だったわけです。
怒りとかではなく、なんだか哀しみと悔しさ、やるせなさを抱きました。
ライブやフェスが再び中止にならないように、野外フェスであっても声を出せなかった。
曲のコール&レスポンスのパートでは、心の中でアーティストに応えながら、必死に腕を振って、拍手をしていたあの時間、何のためだったのか。何の我慢だったのか。
目の前でライブをしているアーティストに声を届けられない、でもそれは今後もライブが中止にならないためで、いつかまた声を出せる時が来るまでの我慢だと思っていて。
そうやって一緒に我慢して、頑張って乗り越えようねって痛みを分かち合った人たちが確実にいた一方で、渋谷の地下の密集空間では、好きに歌って好きに叫んでノーマスクで喋って騒いでる人たちがたくさんいたわけです。
私にその人たちを非難する資格はないと思うし、「私も我慢してるんだからあなたたちも我慢しなよ!」って言うつもりもありません。
でもただ、同じように音楽を愛する人たちが、一方では音楽を続けるための我慢をして、一方ではその時の快楽のために好き放題しているのが、その相入れなさが、なんとも哀しいなと思いました。
こうやって文章として書いていると、「実は自分は怒ってるんじゃないかな」と思えて来たので、今日はここまでで(笑)
本当は、RockとHipHopは音楽って領域の中でも、農業と酪農ぐらい、あるいは林業と漁業くらい全然違うんだなって思った話を書きたかったんだけどな。。伝わらんか。。
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