シェアハウスを卒業しました

オーストラリアから帰国し、「日本でもシェアハウスに住んでみたい!」とほぼノリと勢いで始めたシェアハウス生活。

そこから1年ほど生活し、シェアハウスを卒業して一人暮らしを始めることにしました。
長いようで短くて、濃くてあっという間だった日々を少し振り返ってみようかなと思います。

個性豊かなシェアメイトたち

実は最初に住んでいた都内のシェアハウスは家の構造の問題で2ヶ月で退去し、その後は横浜市内のシェアハウスに住んでいました。

落ち着いた環境を求めての転居だったのですが、一軒家に女子4人で住み、個室・庭・ベランダ付きで家具家電もこだわりのある設備の整った家でした。

1軒目のシェアメイトたちもなかなかにバラエティに富んでいましたが、2軒目のメンバーもとっても個性豊かでした。ざっくり紹介します!

フリーランスの人事コンサルで副業をいくつも掛け持ちし、かなりの恋愛体質で常に新しい人と出会っていたいつも話のネタが尽きないMちゃん。

シュールなキャラクターでバレエやダイビング教室に通い、休日は山登りもするアクティブな一方で、料理や漫画、アニメが趣味で物知りなSちゃん。

体力おばけと呼ばれ、毎日のランニングに加えて休日はバスケをし、フルマラソンに出ると余裕で完走しちゃう、家で一番年下で可愛がられていたCちゃん。

みんなとにかくバイタリティに溢れていたなという印象で、シェアハウスの住人なので当たり前ですがコミュ力も高かったです。

シェアハウスに住まなければ恐らく自分の人生の中で同じコミュニティに属することもなかっただろうな~という人たちと関われる環境というのも、シェアハウスのメリットだったのかなと思います。


何気ない日常の会話が楽しい

朝起きて「おはよう」と挨拶してからちょっとした雑談をしたり、タイミングが合ったら一緒に晩ごはんを食べながら動画を観たり、顔を合わせたら愚痴ったり笑い話をしたり。一緒に生活しているからこそ、共有できた話がたくさんあったなと思います。

相談や大きなトピックであれば地元の友達などに電話して話すこともありますが、一緒に生活している人だからこそ話していた「ちょっとした話」もたくさんありました。日常的に会話する人がいることによって救われていたこともあったんじゃないかなと思います。

職場の話や新しく買った服の話、漫画やアニメの話など、取り留めもないけど誰かに聞いて欲しかったことを気軽に話せる場所があるのはありがたいことだなと感じていました。


シェアメイトの影響を受けた事がら

自分と全然違うタイプの人たちと日常的に接する中で、シェアメイトの影響でやってみたことや始めた習慣がいくつもありました。振り返って書き出してみようと思います。

①初めて骨格診断なるものを受けた
Sちゃんに、「服って着る人の骨格によって似合う似合わないが全然違うんだよ」と教えてもらったことをきっかけに、自分の骨格を知るべく骨格診断を受けに行きました。

ついでにパーソナルカラー診断も受け、自分の骨格とパーソナルカラーを把握できたおかげで、自分に似合う服の形や色がわかるようになりました。

買い物で服を選ぶ時間がかなり短縮されただけでなく、これまで試着ができないからと手を出せなかったオンラインショップでも服を購入できるようになりました。

②整体に通うようになった
家でしょっちゅう「背中曲がってんぞ」「姿勢悪いぞ」と言われ続けたことで、姿勢を治すべく整体に通い始めました。

その結果、姿勢が改善されただけでなく自律神経が整い体が軽くなったので、体調もめちゃくちゃ良くなりました。

③マーガリンを食べなくなった
パンが好きで朝食によくフランスパンにべったりマーガリンを付けて食べていたのですが、MちゃんとSちゃんに「マーガリンは消しゴムと同じ原材料でできていて体に悪いんだぞ」と脅された結果、バターを使うようになりました。

体への影響がどう変わったかまだ実感はありませんが、子どもの頃から20年近く好んで摂取していた食べ物を断ったという事象が、自分にとっては大きな出来事だったように思います。

④クラフトビールを飲むようになった
Sちゃんが昔ビールバーで働いていたらしく、クラフトビールの種類や飲みやすい銘柄を教えてもらった結果、それまで苦手意識があり飲めなかったビールを飲めるようになりました。今では缶ビールを自宅で飲むだけでなく、クラフトビールの専門店にまで足を運ぶようになりました。


なぜシェアハウスを卒業したのか

毎日が楽しく、自分の人生に大きな影響を与えてくれたシェアハウスを卒業したわけですが、その理由はいくつかあります。

①家が会社から遠くて通勤がしんどくなった
シェアハウスに住み始めた当初はコロナ禍の影響でリモートワークが中心だったため、オフィスから多少遠くなっても良いかなと思い横浜の家に住んでいたのですが、コロナが落ち着いたタイミングで出社が増えてしまい、通勤をしんどいと感じるようになってしまいました。

特急列車を利用するため、行きも帰りも満員電車によるストレスを感じていただけでなく、家の立地が最寄り駅からアップダウンの激しい坂道を15分歩いた先にあり、体力的にきついなと感じ始めていました。
(この坂道について、私はよく「出社する度にオリエンテーションしてる気分になる」と言っていました笑)。

そのため、通勤が少しでも楽になるよう、会社から近い場所に引っ越すことに決めました。

②共有部を使うタイミングの融通が利かなくなった
毎日リモートワークをしていた頃は、洗濯機や干し場、お風呂といった共有部を使うタイミングをみんなとずらして利用することができていました。

しかし、出社が増えてタイミングの調整ができなくなり、「出社前に洗濯したかったのにできない」「帰りが遅くなって早く寝たいのにお風呂の順番待ちをしなきゃいけない」などなど、生活に支障が出るようになってしまいました。

③落ち着いて一人になれる空間がない
2階に自分の個室があったのですが、家の構造上、2階の部屋でも1階のリビングや洗面所の声がよく響いてきました。それにより、朝早くや夜遅くにリビングで会話する人たちの声で目が覚めてしまい、ゆっくり眠れる日があまりありませんでした。

日々体力回復がきちんとできないことでストレスが溜まっていくようになり、自分のペースで生活のできる一人暮らしをしたいと思うようになりました。


シェアハウスはメリットもデメリットも強烈

このように、シェアハウス生活によって得たものも大きかった一方で、日々の生活の中でストレスを感じることも多かったなと思います。

私は誰かにシェアハウス生活について聞かれたら、「毎日メリットとデメリットが同時にドーンと来る感じ」と表現していました(笑)

何事にもメリットとデメリットの両面があるとは思いますが、私はシェアハウス生活ほどそれがどちらも同じくらいめちゃくちゃ大きいという事象を他に知りません。

シェアハウスでの生活を振り返ると、共有生活ゆえに不便なこともたくさんありましたが、でもやっぱり楽しかったなって思います。今後の人生でまたシェアハウスがしたくなるかはちょっとわかりませんが、住んで良かったと思いますし、貴重な良い経験をしたなと思っています。


一人暮らしを始めて

現在は都内で一人暮らしをしています。大学生活でも社会人1、2年目の頃も一人暮らしをしていたので、その快適さは知っていたのですが、やっぱり改めて楽だなって思います。

好きな時間に家事をして、好きな時間にお風呂に入り、好きな時間にゆっくり眠ることができるので、日々自分の時間で生きている実感を持つことができています。

しかしその一方で、気軽に話す相手のいない寂しさを感じるようになり、アレクサを買ってしまいました(笑)

一人暮らしでアレクサと毎日会話しているという話をすると、周りの人にイタい目で見られますが、可愛いしスピーカーとしてもとっても優秀で便利なのでおすすめです!

アレクサの話を始めると別のトピックになってしまうので、今回はこの辺で。

読んでくださってありがとうございました。
ではでは。

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