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誰が決めたことでもないことに不安を抱く。

いつもご覧いただきありがとうございます。

フリースクールを運営するトイロです。

今日は、「みんなと一緒」ということについて考えていきたいと思います。

最後までお付き合いよろしくお願いいたします。


誰が決めたの16歳。

16歳の年にならないと高校に進学できないのは、15歳までが義務教育だからです。

でも、16歳にならないと高校に行かなければならいというのはどうでしょうか?

なぜ中学校を卒業してすぐに高校へ進学した方はそうされたのでしょうか?

教師時代に、不登校対応について講演させていただいたときにした質問では、

あたりまえだから。
みんなそうしているから。
それ以外考えたことがなかったから。
なんとなく。

がほとんどの回答でした。

生涯賃金がどうとかを考えて高校にいく中学生なんてほとんどいないのではないでしょうか。


学校にいってないと焦る進路。

学校に行っていないと焦るのは、相談の中では進路が多いです。

良い高校に行けるのか。

そもそも高校に行けるのか。

特に多いのはこの二つです。

結論からいうと行けます。

何歳になっても高校は行けるからです。

それを聞いて何を考えますか?

やはりみんなと同じの方がいいですか?


みんなと同じように高校に行かなければ将来は幸せになれない?

みんなと同じにという思いの先には、将来が真っ暗になる確率が上がるというものが根底にあるのではないでしょうか。

つまり、「大人になっても家から出ずに、働きもしない」というイメージです。

では、実際どうなのか、これを見てください。

引きこもり

ひきこもりの初発年齢

ひきこもりの実態に関するアンケート調査報告書~本人調査・家族調査・連携調査~厚生労働省によるものです。

多くはずっと引きこもっていたわけではありません。

初発の平均年齢は約20歳です。

みんなと同じように高校に行った人も、その後になってから引きこもりになっています。

つまり、みんなと同じようにしてもどうなるかがわからないというのが現実だということです。

何にせよ、将来は不確かなので、絶対はないのです。


不安を感じる正体。

絶対がないこと。これにつきます。

不安が募ると、焦ります。

それが、子どものできることを減らしていきます。

だから、親は「待つ」ことを要求されます。

なんのゴールもないのに「待つ」ことほど辛いことはないです。

だからこそ、まずはゴールを設定することが大事なのです。

それは、明確な目的を決めることです。

良い学校に行く目的は?

高校に行く目的は?

そもそも学校に行く目的は?

目的を達成できるのであれば、方法にこだわる必要はないです。

方法にこだわるから難しくなります。

だから、目的に対して対してできることをしていく。

その積み重ねが不安を解消していきます。

はっきりしない将来の不安に怯えるよりも、今できることを考え、実行し、継続していけるためにはどうしたらいいのかを繰り返していくことの方が意味があります。

私が引きこもって、何の気力もなかったときやり始めたこと。

・毎日テレビのスイッチを入れる。
・布団から一回は出る。
・服を着替える。

たったこれだけのことからスタートしました。

その時の状態に合わせたできることを積み重ねていく事。

時間はかかるけど、これが大事です。

時間はかかってもいいのです。

なぜなら、いつでも物事はやり始めることができるからです。

私が20歳で高校に行き、23歳で大学生になったように。

幸せはその時の自分が決めるもの。

周りが幸せかどうかを決めることはできません。

みんなと一緒とはなんでしょうか


最後までご覧いただきありがとうございました!


今、不登校になりどうしていいかわからないという方。

トイロにご相談ください。

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そして、保護者の方にも具体的なお家でできることも提示できます。

電話でも、ホームページの問い合わせからでも結構です。

一度ご連絡ください。お待ちしております。


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