デジタルシティズンシップ教育。
ご覧いただきありがとうございます!
大阪府の吹田市でフリースクールと放課後学習スペースを運営しています、NPO法人トイロです。
GIGAスクール構想によって、地域の小中学校でも、タブレットやパソコンが支給されていますが、いまいちうまく活用されていないということを知りました。
非常にもったいないなと思いました。
うまく活用されれば、不登校の子ども達にも学習の機会が生まれます。
もっともっと、学校教育で不登校支援ができたらいいのにと思います。
さらに、特例校が全国的に広がればいいのに。
もっと言えば、デジタルシティズンシップ教育が普及すればいい。
トイロがある吹田市は、このデジタルシティズンシップ教育の導入を早い段階で行いました。
そこで今回は、デジタルシティズンシップ教育について書いていきたいと思います!
最後までお付き合いください!
情報モラル教育とどう違うのか。
○情報モラル教育
SNSのこんな使い方してはだめですよ。
ネットの世界にはフェイクがいっぱいだからあんまり情報の取得には活用しない方がいいよ。
LINEグループなどのいじめもあるから、連絡以外であんまり使用しない方がいいよ。
デジタルのマイナス面を強調して、使わないようにしようとする側面が強いのが、従来の情報モラル教育です。
学校としては、子ども達がSNSなどを使わない方が楽です。
そして、業者の方に講師として来てもらって、SNSの危険などの話をしてもらうだけで実施出来たりするのも楽ちんなので、よく見かけていました。
情報モラルは、どっちかといったら、スマホを契約する保護者にするべきかなと思っていました。
スマホのトラブルなどで、学校に助けを求めてくる保護者が多すぎました。
〇デジタルシティズンシップ教育
SNSはこんな活用したら有益だよ。
ネットの情報は信用性が低いから、活用するとしたらこんなことを知っていたらいいよ。
オンラインによってこんなにたくさんのことが効率良くなるんだよ。
市民として、ICTをよりよく使い、社会にどのように貢献していくのかを考えるのが、デジタルシティズンシップ教育です。
このようなものを海外では使って学習を進めています。
ESDとの関連性が高い点でも注目されています。
後者に取って代わればいいのかではなく、並行して子ども達にICT教育をしていく必要があると思います。
ICTの活用の格差。
自治体によってはオンライン学習も、オンライン授業も効果的に実施できている所があります。
大阪市がICT活用の件で話題になりましたが、そのような自治体もあります。
生徒が一斉にインすればシャットダウンいったような。
現状としては、ICT格差が日本では広がっています。
このデジタルシティズンシップ教育に力を入れている自治体が出てきたら、さらにICT格差は広がっていきます。
この格差は、不登校や特別支援教育の格差にもつながっていくのだろうなと感じています。
ICTとホームスクーリング。
ICTが普及したからといって、不登校の問題は解決したことになりません。
オンラインであっても、ホームスクーリングの限界はあります。
保護者の負担が全てなくなるわけではないですし、不登校の子どもにICT教育を学校がしっかりとしておかないといけないからです。
しかし、一部の不登校の子たちにとってはありがたいかもしれません。
そうなると、ICT活用が進んだ学校は現状の学校と価値が違います。
となると、学校周辺の教育機関も価値の変容が起こります。
実はもうすでに起こっています。
それは他府県の教育の動向を見ればはっきりしています。
ここから選別が始まっていきます。
今進化できるかどうか。
もうすでに、パラダイムシフトが色々な業界で起きています。
教育にも波及するでしょう。
その時に、教育者が求められるものは何か。
いかに過去を捨てて、新たなスタート地点に立てるかです。
教育が先頭。これを実現していかなければなりません。
公的であろうが、民間であろうがです。
そうなれば、社会がもっと面白くなります。
ICTの活用を子どもにもしていけるかがこれからの鍵になっていきますね。
デジタルシティズンシップ教育。
これまた勉強です。
ということで、最後までご覧いただきありがとうございました!
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