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簿記論・財務諸表論に4か月で超短期合格した勉強法!!【第三回 体系的な理解で理論を攻略】

みなさんこんにちは!さるえるです!

今回は前回、前々回に引き続き“思考力”に重点を置きながら、具体的な内容に触れていきます!

(この記事は【導入編】【第二回】と連続した記事となっております。併せてご覧下さい!)


ではいきましょう!!


5月中旬〜6月下旬【体系的な理解で理論を攻略】

《財務諸表論(理論)編》

《POINT》理論の勉強方法は多種多様であるため、一概に正解はないと思います。計算と結びつけて覚える人、とりあえず大量の論点を覚える人、重要な所だけ覚える人、と本当に様々です。私は、時間をできるだけかけず広い範囲を網羅するために、頭の中で理論のマップを作り、体系的に理解することを心がけていました。

計算にある程度の見通しがたった所で、5月の半ばから、6月下旬にかけては理論強化期間として、財務諸表論の理論に力を注ぎました。


私が、理論を覚える上で最も大事だと思っていることは、「体系的に覚える」ということです。

個々の論点を覚え、理解したとしても、その論点と繋がる先がわからなければ効果は薄くなってしまいます。

つまり、タテとヨコの繋がりを意識して勉強を進めることが重要というわけです。


ここで「体系的記憶」の例を一つあげましょう。

資産とは、過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源をいう。

⇩ [経済的資源とは?

経済的資源とは、キャッシュの獲得に貢献する便益の源泉。

⇩[便益の源泉とは?

キャッシュを生み出す原因(能力)

⇩[将来CF(andキャッシュを生み出す能力)が減少したら?

減損会計(=B/S計上額以上の回収が見込めない)

⇩[帳簿価額切下後のB/S計上額の意義

キャッシュの回収見込額(=回収可能な原価)

簡潔にまとめれば、

資産はキャッシュの回収見込額

[将来CF(キャッシュの回収見込み額)が減る]

⇒減損会計を行う

と、頭の中で論点と論点を繋げて覚えていくことになります。


次は減損会計と、商品の期末切り下げを繋げ、

そこからまた次の論点、次の論点へ繋げetc...と、自分の頭の中で理論の全体像を構築していくのです。


論点同士を連結させることで、両者の理解がさらに深まり、片方を忘れてしまっても、もう片方から記憶を呼び起こすこともできます。このように理論を体系的に理解しながら記憶していくことで、効果的・効率的な学習に繋がっていくことになります。

一度体系的な理解をしてしまえば、これ以降は覚えたことを忘れないように定期的にメンテナンスをするだけなので、体系的な理解を重視して理論を学べば、実質1か月半で十分に戦えるレベルに達すると思います。


《簿記論・財務諸表論(計算)編》

《POINT》計算力はある程度前期間でついているので、本期間では応用力を養うことが望ましいです。
いくら基礎を固めても、成績は一定の地点で止まってしまいます。それを乗り越えるためにはやはり応用力を鍛え、知識の幅を広げることが重要です。

前の期間で計算の基礎は固めることができたので、本期間では、理論学習の余った時間を利用して、模擬問題を解くことにしました。(あくまで主体は理論)

基礎は固めることができても、本番レベルの問題が解けなければ、成績をさらに伸ばすことはできません。この点、模擬問題では、捻った問題や、通常とは異なる観点から解答を聞かれたりするなど、応用的な問題が出題されることが多く、模擬問題を解けるようにすることで「こういう考え方もできるのか、こうやっても解けるのか。」と、固めた基礎知識をさらにアップデートすることができます。

7月の過去問月間に向けて、計算力をガシガシ高めていきました。



次回はついに最終章。試験直前期編です!

気合い入れていきましょう!


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