税理士科目保有者が教える!!そもそも簿記って何???②
前回の①で、
簿記とは、「会社が儲かっているかand金持ちか、を紙1枚から知ることができるようになるスゲーもの」です!
と言ったは良いものの、「それは結局どーゆーこと???」となっている方が多いかも知れません(汗)
そこで今回は簿記の仕組みについて書いていこうと思います!
簿記って結局何なの?
本題に入っていくわけですが、ここで一つ例をあげていきましょう。
「ex)あなたの家の木になったリンゴを太郎くんに100円で売りました。あなたはいくら儲かりましたか?」
結論から言ってしまえば、リンゴを売ったことであなたは太郎くんから100円GETしたことになります。
つまり、「太郎くんにリンゴを100円で売り上げた」ことになりますね!
この事実(取引)を忘れないようにメモしておくことこそが簿記なのです!
「お金GET 100円、リンゴの売上 100円」
こういう形でメモすることになります!(実際には異なりますが、ここではこの理解で)
どんな取引をしたか忘れないために、そしてパッと見て、儲かっているのか、金持ちなのかを判断できるようなメモを取ることが簿記というわけですね!
メモをしておくと良いことあるの?
そうですね。ここで疑問が生じるわけです。
「メモをすることが簿記なのか〜。でも、メモを取っておいて何か良いことあるの?」
確かに!
メモを取っただけじゃ使い道が無いですね!!!ではこう考えたらどうでしょうか?
「ex)あなたは健次くんか花子さんにお金を貸そうと思います(もしかしたら返ってこないかもしれません)。健次くんのメモには『お金 100円、売上 100円』のメモが残されています。
一方、花子さんのメモには『お金 1,000,000円、売上1,000,000円』のメモが残されています。あなたはどちらにお金を貸そうと思いますか?」
おそらくほとんどの方が花子さんにお金を貸すことを選択したのではないでしょうか?
ではその選択論拠は何なのか。
『花子さんはたくさんお金を持っているし、儲かっているからお金を貸したけど返ってこないということは無さそうだ。』
お金が返って来なかったら嫌ですよね?そこで、そうならないために、安全そうな(お金を返してくれそうな)相手と取引をしなければならないことになります。
では何を見て花子さんならお金を返してくれると思ったのか。
そうです。花子さんのメモなんです。
メモに記録されているからこそ、花子さんと取引をすることを決定しましたよね?
最初に述べた通り、「会社が儲かっているかand金持ちか」をメモから知ることができるからこそ、このような判断ができるってことなんです!
実際の会社の取引においても、取引先のメモを見て、多種多様な取引先から安全そうな会社を選んでいるのです!
「簿記って意外と簡単じゃね?」
そうなんです。こうやって噛み砕いて理解していけば簿記って簡単だし、何より様々な会社についてメモから知ることができるようになります。
日商簿記検定の勉強をすることは、資格として残るだけではなく、自分自身の力となることは間違いないです。
理解を深め楽しく学んでいきましょう!
次回以降は具体的なメモの方法について書いていこうと思います!ではまた!
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