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メニカン討論

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メニカンメンバーが不定期で原稿を公開します。
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記事一覧

ビアトリス・コロミーナの仕事|著作リスト編 【現代建築批評メモ】

この記事の目的と内容 この記事の目的は、現代における建築批評のあり方に補助線を引くことで…

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podcast|消費者たちが都市を作る──『お買い物は楽しむため 近現代イギリスの消費…

メニカン初の音声コンテンツ企画!今回は、メンバーの橋本吉史(@bridgebook___)が執筆した書…

メニカン
3年前
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現実を物語にしないことについて

 2020年4月2日の朝日新聞朝刊に掲載された、東京大学大学院情報学環教授・吉見俊哉さんの「「…

T.Hoshino
4年前
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紙と魔法に思うこと

私が共同運営をしている建築研究会メニーカンファレンスのnoteで一本のエッセイを発表しました…

T.Hoshino
4年前
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なんとなく消費すること

 田中康夫の『なんとなく、クリスタル』は、1980年に雑誌「文藝」に、第17回文藝賞受賞作品と…

T.Hoshino
4年前
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「手で食べる建築」の覚書

 ときどき、古い雑誌の新刊紹介を見て本を探すことがある。石井美樹子の『中世の食卓から』も…

T.Hoshino
4年前
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Andrew Powerについて。

アンドリュー・パワーはオーストラリアの建築家。OFFICEでの勤務を経て、現在はオーストラリアに戻り、設計と教育に携わっている。 website seminar スイスでのレクチャー動画があったので、簡単にまとめてみた。英語の字幕もついているので、興味があればご覧になってみるのをオススメします。 3obsessions・proportion ・marble ・driveways Site is not the context of the project. typ

アイルランドの若手建築家について。

Grafton Architectsがプリツカー賞を受賞した。 今回は気になっているアイルランドの若手建築…

shi1662e
4年前
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エッセイ| 紙と魔法に思うこと ―『ファッションは魔法…

はじめに“「紙とウェブの中間」に、未来をつくるアイデアを刻むこと”をコンセプトとして2012…

メニカン
4年前
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書評|アーロン・S・モーア著 『「大東亜」を建設する 帝国日本の技術とイデオロギー…

「総合技術」の失敗とその幻影 評者|楊光耀(@00ur0b0r0s) 日本の近現代史を考えると、戦…

メニカン
4年前
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【フォーム・スケール・アナロジー】ステートメント

1. フォーム 「図と地」という言葉があるように、かたちとは、それ自体のかたちでもあり、それ…

shi1662e
4年前
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空間と領域のはざまで

1. ポートフォリオ-個人- - mtka担当作 - 2. 都市をこえて - 領域のなかの建築 はたして「都…

shi1662e
4年前
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【フォーム・スケール・アナロジー】Day1

去る2月16日の夕方、東工大塩崎太伸研究室にてワークショップ「フォーム・スケール・アナロジ…

shi1662e
4年前
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フォレンジック・アーキテクチャにビビッときたら。 次に見るもの、読むべきもの

年始の休みが終わらないうちに。 去年はいくつか書き物の仕事をしたんですが、特に国際犯罪調査機関Forensic Architecture(以下FA)の書評は僕にとってひとつの転換点でした。オランダにいる盟友木原共が公開に先立ってFAの展示をレポートしてくれたこともあり、オンラインで公開された記事はそこそこ多くの方に読んでもらえたようです。デザインの政治性や倫理といった、とっつきにくいテーマが広がりを見せたことは嬉しい誤算でした。(FAの強度の証左でもあります) Eyal