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誕生日プレゼントは新契約⁉︎ 躍進を遂げるムシアラくん

—— 以下、翻訳 (ドイツ『Sky』記事全文)

バイエルンのトップタレント、ジャマル・ムシアラは今季、彗星のごとく現れた選手の一人だ。若干17歳のミッドフィルダーに対して、ハンジ・フリック監督は厚い信頼を寄せる。次の誕生日には、この若者と新たな契約が交わされる見通しだ。

シーズン開幕前、ジャマル・ムシアラが今ほどの活躍をするとは、ほとんど誰も考えていなかったはずだ。シュツットガルト出身の彼が持つポテンシャルの高さは、バイエルンのセカンドチームでもすでに明らかだった。しかし、17歳という若さですでにFCバイエルンのトップチームに定着するなど、誰もが予想していなかったことだろう。

フリック監督の信頼を掴むムシアラ

このトップタレントは今シーズン、すでに18試合に出場している。イングランドU-21代表の彼は、ドイツ歴代最多王者のスタメンに2度も入っている。持ち前のスピードと敏捷性で、ムシアラは、ゴールを決めるだけでなく、この三冠王者の試合に多大なダイナミズムを与えている。今季、彼はすでに3ゴールを挙げている。

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この17歳は大抵、ハンジ・フリック監督が交代選手の1人として起用することが多い。ムシアラがこれほどの短期間で非常に重要な選手に成長したことは、彼の恩師アンドリュー ・ マーティン氏にとっても驚きとして映る。 彼は、2013 年から 2016 年にわたりムシアラがトレーニングを受けた、ロンドン南部クロイドン地区の私立学校ウィットギフト校でサッカー部の顧問を務める人物だ。

「素晴らしい、としか言いようがないね。彼の才能を疑ったことはないが、それでもあっという間に成長したことに驚いている。今や欧州チャンピオンのチームでプレーしている。彼はスタメン出場することもあるが、そうでなければ試合途中から出場機会を得ている。それでも、彼はゴールを決める。彼の成長はとても早いね。彼には才能があり、プロになったこと自体に驚きはない。それでも、その過程が非常に短く、彼のことは嬉しく思うよ」とマーティンは『スカイスポーツ』とのインタビューで語った。

「チームメイトよりはるかに早く上達した」

しかし、ムシアラがいつかプロサッカー選手になるというのは、かなり幼少の頃から分かっていたことだ。それは、彼を最初に教えたユース監督、TSVレーネルツのブランコ・ミレンコフスキー氏も語っている。当時4歳だったムシアラは、とても野心的だったのだ。

「彼はトレーニング中、絶えず努力し、非常に集中し、いつも話をよく聞いていた。言われたことは必ず実行しようとしていた。そのため、彼はチームメイトよりもはるかに早く上達したね」とミレンコフスキーは述べた。そして彼は、かつての愛弟子を「とても物静かで、内気な少年だった」とも言い表した。

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彼の努力が報われる時が来た。攻撃的MFとしてFCバイエルンに移籍して久しいが、今後は明るい未来が待っているかもしれない。『スカイ』の得た情報によると、このトップタレントはミュンヘンでの契約を2022年から、2025年までに延長するという。

『スカイ』のレポーターであり、移籍の専門家でもあるマックス・ビーレフェルト氏は、ドイツの移籍情報番組「トランスファー・アップデート」の中で、「我々の情報によると、彼の交渉はすべて済んだようだ」と明かした。そして彼はこう続ける。「彼は2月末(26日)の誕生日に契約延長にサインする予定だ。当事者間で、まだいくつかの課題は残るものの、2月末までにはすべて解決し、クラブと新たな契約を結ぶだろうと、我々は楽観的に見ている」

市場価値の高騰

FCバイエルンでの飛躍は、彼の市場価値にも反映されている。KPMGが初めて算出したところによると、彼の市場価値は20百万ユーロだ。これにより、このヤングスターは欧州サッカー界でも一流の市場価値を持つ選手となった。

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このまま順調にプレーを続けていけば、競争が激しいとはいえ、彼はそう遠くない未来にFCバイエルンのレギュラー選手になる可能性もあるだろう。ムシアラは、国際的なトップスターになる可能性を秘めている。少なくとも、それは彼の恩師マーティンの望みだ。「彼はワールドクラスの選手になることができ、現在はその途上である。もしかしたら、メッシやロナウドと同列に語られる日が来るかもしれない」

大いなる選手と、大いなる未来。彼のかつての監督や恩師は、今後も彼の成長を温かく見守っていくことだろう...

▼元記事
https://sport.sky.de/fussball/artikel/fc-bayern-news-musiala-winkt-neuer-vertrag-zum-geburtstag/12179633/34130


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